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ITER機構長が来日、日本政府関係者と会談

2026年9月7日

 2026年7月、ITER機構のピエトロ・バラバスキ機構長は東京で政府高官らと相次いで会談し、ITER計画の最新の進展を説明しました。同時に、国際的な核融合エネルギー開発に向け、日本が今後も政治・科学・産業の各分野で継続して支援することの重要性を改めて強調しました。

木原稔内閣官房長官の出迎えを受けるITER機構の代表団

木原稔内閣官房長官の出迎えを受けるITER機構の代表団。写真左から:大前敬祥副建設長、ピエトロ・バラバスキ機構長、木原稔内閣官房長官、鎌田裕副機構長。(写真:ITER機構提供)

 木原稔内閣官房長官は、ITER機構のピエトロ・バラバスキ機構長、鎌田裕副機構長、大前敬祥副建設長らを迎え、日本がITER計画およびフュージョン(核融合)エネルギー開発の国際的な取り組みに対し、今後も確固たる関与を続ける方針を改めて表明しました。 木原官房長官との会談は、今回の訪日における最高位の政治会談であり、首相官邸を代表する形で執り行われました。

バラバスキ機構長は、長年にわたりITER計画を支えてきた日本の役割と継続的な貢献に深い謝意を伝えました。同氏は「日本の貢献は高く評価されています」と強調し、ITERのミッション遂行には日本の科学・産業・政府による多大な支援が不可欠であることを改めて訴えました。

松本洋平文部科学大臣と活発に意見を交わすITER機構の代表団。右から2人目が松本大臣。

松本洋平文部科学大臣と活発に意見を交わすITER機構の代表団。右から2人目が松本大臣。
(写真提供:ITER機構)

 今回の訪日中、バラバスキ機構長は松本洋平文部科学大臣らとも会談しました。 文部科学省は、日本におけるITER計画を所管する省庁であり、同計画への貢献に対する主要な資金拠出機関でもあります。 会談でバラバスキ機構長は、ITER建設の最新の進捗状況を報告したほか、次世代のフュージョンエネルギーを担う人材育成の重要性について活発な意見交換を行いました。さらに、バラバスキ機構長は、高市早苗内閣で経済財政政策や規制改革などを担当する城内実内閣府特命担当大臣を表敬訪問しました。 城内大臣は2025年4月にITERを視察した実績があり、同年の大阪・関西万博で開催された特別イベント「フュージョンエネルギー・デー」にも出席しています(※)。

 一連の会談を通じて、バラバスキ機構長はITER計画が進展する中で、日本との強固な協力関係を維持することの重要性を強調しました。 今回の訪日は、フュージョンエネルギーの実現に向け、政治・科学・産業の各分野における日本との連携強化が不可欠であることを改めて示すものとなりました。 日本はITER計画への継続的な参画を通じて、将来のエネルギー源として期待される規模での実証を目指す世界的な取り組みにおいて、今後も極めて重要なパートナーであり続けます。

城内実内閣府特命担当大臣を表敬訪問したITER機構の代表団。

城内実内閣府特命担当大臣を表敬訪問したITER機構の代表団。(写真提供:ITER機構)

【引用元】
ITER機構サイト ITER NEWSLINE|Members High-level meetings in Tokyo (7 Sep 2026)

【参考】
ITER Japan News第145号|大阪・関西万博「ITER機構フュージョンエネルギー・デー」レポート
※2025年7月に開催された同イベントでは、城内実内閣府特命担当大臣が開会宣言を行い、フュージョンエネルギー開発への日本政府の期待を表明しました。