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École Internationale Provence-Alpes-Côte d'Azur
(プロヴァンス・アルプ・コートダジュール国際学校)

プロヴァンス・アルプ・コートダジュール国際学校イメージ画像

お子様のフランスでの学校選びには、現地校、エクス・アン・プロヴァンス周辺のインターナショナルスクール等いろいろな選択肢がありますが、ここではITER職員が優先的に入学可能な「École Internationale Provence-Alpes-Côte d'Azur」、その中でも日本セクションを中心にご紹介させていただきます。
ITER機構 Webページ「ITER in France」にも学校の情報が掲載されています

※学校名称の日本語表記について
École Internationale Provence-Alpes-Côte d’Azur は、所在地がマノスク市であることから、日本国内では「マノスク国際学校、マノスクPACA国際学校」と呼ばれることもありましたが、今後、ITER日本国内機関Webサイト内においては、正式名称「École Internationale Provence-Alpes-Côte d’Azur」または略称「EIPACA」、日本語訳 「プロヴァンス・アルプ・コートダジュール国際学校」 を用いて表記いたします。

学校全般について

創立

EIPACAは、フランスで唯一の公立インターナショナルスクール(幼稚園~高等部まで)一貫校です。EIPACAの創立は2006年11月、世界の7極間で、次世代エネルギー開発を進めるため、核融合エネルギーを開発するITER国際核融合エネルギー機構(ITER機構)を設立し、核融合実験炉ITERを南仏サン・ポール・レ・デュランスに建設することが決定したところからはじまります。各国から集まるITER機構職員のお子様の教育のため、大学入学前までの教育を提供するというITER機構の協定をもとに、マノスク市に設置されました。

こういった特別な背景からフランス公立校としては唯一、幼稚園から高校まで各言語セクション(日、独、英、西、伊、中)を持つインターナショナルスクールとして、ITER機構関係者のお子様及び、地元住民のお子様たちが国際色豊かな環境で学校生活を送っています。現在30ヶ国以上の国籍を持った生徒が在籍しており、さまざまなバックグラウンドを持つ仲間に囲まれ国際人としての基礎を育んでいます。

学校概要

国・地域名 フランス
都市名 マノスク
学校名 École Internationale Provence-Alpes-Côte d'Azur(EIPACA)
プロヴァンス・アルプ・コートダジュール国際学校
(※日本語表記は文部科学省資料「外国、地域の学校情報・欧州地域」より)
所在地等 159, avenue du Docteur Bernard FOUSSIER 04100 Manosque
URL : https://ecoleinternationalepaca.fr/en/
場所 ITERから車で約20分、エクス・アン・プロヴァンス市から車で約45分
学校の形態・種類 2007年9月設立、公立/共学/通学制/高等部は寮あり。
幼稚園・小学部・中等部・高等部
授業方式・言語 方式 : 仏語での授業50%と選択した外国語による授業50%
主な教授言語 : 仏語、独語、日本語、英語、中国語、スペイン語、イタリア語
オプション選択可能言語 : ロシア語、ヒンディー語、ハングル語
受験できる統一テスト Le diplôme national du brevet "option internationale" (DNBI)
(ブルヴェ国際オプション:中学部修了資格試験)
Le baccalauréat Français international (BFI)
(バカロレア国際オプション:高等部修了兼大学入学資格試験)他
教職員数 150名程(2025年度時点)
在籍生徒数 幼、小、中、高あわせて1,000名ほど(2025年度時点)
スクールバスの有無 通学用公営バス等

学年度の日仏比較

本校の学年度は、2学期制となり9月に始まり7月初旬に終了します。
前期 : 9月初~1月末
後期 : 2月初~7月初
なお、入学式、始業式、終業式などのセレモニーはありません。

年齢目安 日本(4月始まり) フランス(9月始まり)
  高校 3年 高校 Terminale
  2年 1e
15歳 1年 2e
  中学校 3年 中学校 3e
  2年 4e
12歳 1年 5e
  小学校 6年 6e
  5年 小学校 CM2
  4年 CM1
  3年 CE2
  2年 CE1
6歳 1年 CP
  幼稚園 年長 幼稚園 G.S.
  年中 M.S.
3歳 年少 P.S.

入学・学年のめやす

入園・入学の学年度および転校の際に編入する学年は、原則として子供の生まれた年によって決まります。そのため、日本の学校では同級生だった2人の子供が、フランスでは異なる学年のクラスに入るということもあり得ます。
例:2023年9月入園の当校の幼稚園部・年少(P.S)クラスの対象は、2020年1月1日~同年12月31日生まれです。

共通語はフランス語

EIPACAはLe ministère de l’Éducation nationale(フランス国民教育省)管轄の公立の学校のため、共通語はフランス語です。日本セクションのあるInternationalセクションでは、学校からのお知らせや連絡はフランス語で行われます。

給食について

全校生徒、食堂に移動し給食を食べます。(幼稚園部・小学部は帰宅も可)
各自カードを通すことによって何回食べたかカウントされ、請求が後日送られてきます(自動振替も可)。

セキュリティの関係上、勝手に入退出できない

昨今の物騒な事件の多発も相まって、学校の入退出に対するセキュリティが強化されています。幼稚園生・小学生は、保護者等へ直接引き渡し、また中学生は、保護者からの許可を得ない限り、時間割の終了時間まで学校から勝手に出ることはできません。保護者の方々、他関係者が学校内に入る必要のある場合には、バッジ(入学後配布されます)もしくは、受付にて入校証を受け取り、見えるところにつける必要があります。

休暇(本校管轄のアカデミーは zone B)

国民教育省が設定する年間学校休暇が国民教育省のHPにて発表されています。
EIPACAは、zone Bのアカデミーに所属し、冬休み(vacances d’hiver)、春休み(vacances de printemps)が他のzoneと違います。各休暇は2週間あります。

2023-2024年度の例
秋休み(vacances de Toussaint) 2023年10月21日(土)~2023年11月5日(日)
クリスマス休み(vacances de Noël) 2023年12月23日(土)~2024年1月7日(日)
冬休み(vacances d’hiver) 2024年2月24日(土)~2024年3月10日(日)
春休み(vacances de printemps) 2024年4月20日(土)~2024年5月12日(月)
夏休み(vacances d’été) 2024年7月6日(土)~新学期

幼稚園部について ~Le premier degré~

目標

一人ひとりの個性を大切にしながら幼児期の心身の健やかな成長や発達を促すことを目的とし、幼稚園部では以下のような目標を掲げています。

  • 身近な環境や自然に積極的に関わり、豊かな心情や好奇心、探究心を育てる。
  • 相手の言葉を聞こうとする意欲を育てると共に、自分の要求や気持ちを日本語で表現できるようにする。
  • 基本的な生活習慣を身につけ、ひとりひとりが健康で情緒の安定した生活を送れるようにする。
  • 友だちと楽しく生活する中で、自立心を育て、人と関わる力を養う。

クラス編成

年少組

年少のこどもたちは全登園日をフランス語クラスで過ごしています。これは、入園直後の子どもたちがフランス語での生活に慣れ、週4回同じ担任やクラスメイトと過ごすことで、学校生活により早く馴染めるようにするためです。

年中~年長組

週2回フランス語(フランス人担任)、週2回日本語クラス(日本人担任)で過ごします。日本語クラスの日は年中・年長児が合同のクラスになります。年齢の異なる子どもたちが支え合い、家庭的な雰囲気の中で過ごしています。少人数なので、個々の成長に合わせてカリキュラムを組んでいます。

一日の流れ、園での生活

登園日 : 月・火・木・金 8:30~11:30 / 13:30~16:30
            週4日の登園日のうち、半分は日本語、あとの半分はフランス語で一日を過ごします。
例 : 月、木 日本語 / 火、金 フランス語(年度ごとに時間割は変わります。)
休み時間 : 10:10~10:40 / 15:00~15:30(クラスによって時間が変わる可能性があります)

8:30 登園、自由遊び 13:30 絵本の時間、手遊び、歌
8:45 体操、スポーツ 14:00 午後の活動(言葉・文字、数・数字など)
9:30 朝の会、読み聞かせ、お当番活動 15:00 休み時間(戸外あそび)
9:45 おやつ 15::30 コーラス(いろいろな国の歌や手遊び)
10:10 休み時間(戸外あそび) 16:00 自由遊び、帰りの会
10:40 今日の活動(製作、表現、環境など) 16:30 降園
11:30 昼食・お昼休み    

午睡・慣らし保育

年少組は13:30~15:00頃までが午睡の時間となります。
入園したばかりで長時間を幼稚園で過ごすことが難しい場合は、午前中のみ登園したり、お子様の様子に合わせた段階的な慣らし保育の期間を設けています。 また、年少クラスへの入園は、フランスの法律に定められている通りおむつが取れていることが条件となります。年中・年長組は午睡の時間はありません。

昼食・お昼休み 11:30 ~13:30

年少組は13:30~15:00頃までが午睡の時間となります。
入園したばかりで長時間を幼稚園で過ごすことが難しい場合は、午前中のみ登園したり、お子様の様子に合わせた段階的な慣らし保育の期間を設けています。 また、年少クラスへの入園は、フランスの法律に定められている通りおむつが取れていることが条件となります。年中・年長組は午睡の時間はありません。

早朝保育・延長保育サービス

ご希望のご家庭は、月額10€で早朝保育、延長保育サービスをご利用して頂くことができます。(小学部にも同様の学童保育サービス有り)
早朝保育 7:30~8:20 / 延長保育 16 :0 ~18:15

一年のカレンダー

日本の伝統行事や季節の行事に加えて、他のセクションと一緒にいろいろな国の行事を国際色豊かに楽しんでいます。以下は、2021-2022年度の年間行事予定の例です。

2021-2022年度の年間行事予定の例
9月 お月見クッキング
10月 ハロウィーン、秋休み(2週間)
11月 楽器あそび、七五三、秋の作品展
12月 クリスマス、 クリスマス休み(2週間)
1月 書き初め、お正月遊び、鏡開き
2月 節分、カーニバル、 冬休み(2週間)
3月 ひな祭り、劇あそび
4月 イースター、お花見、春休み(2週間)
5月 こどもの日
6月 卒園パーティ、七夕

小学部について

クラス編成

フランスの小学校は、日本の小学校1年生から5年生までの5年制です。なお今年度(2023年度)は少人数のため、低学年クラス(1、2、3年生の複々式クラス)と高学年(4、5年生の複式クラス)の2クラスで構成されています。フランスの年度に合わせて、9月の年度初めより新学年の学習を始めます。 日本の学年と比べると、7か月早いスタートとなります。

学習内容

日本語セクションでの学習科目は、以下の7科目です。日本国文科省検定済支給教科書を使用し、学習指導要領にのっとった学習を進めていきます。

●国語 ●算数 ●理科 ●社会 ●体育 ●図工 ●音楽

時間割

週4日の登校日(週24時間授業)のうち、時間数の半分は日本語(橙色)で、あとの半分はフランス語で授業が行われます。

時間割(例) 月曜日 火曜日 木曜日 金曜日
8:30-10:10 国語・漢字 フランス語
クラス ※2
国語・漢字 フランス語
クラス
20分休み    
10:30-11:30 算数 算数
昼休み ※1        
13:30-15:10 国語・理科 フランス語
クラス
算数・社会 フランス語
クラス
20分休み    
15:30-16:30 音楽・図工 体育

※1 学校給食を希望しない児童は、昼休み時間中に帰宅し、自宅で昼食をとることもできます。
※2 フランス語クラスは、フランス人担任とフランス語で教科を学んでいきます。休み時間は日本語クラスと同様です。

一年のカレンダー (例)

一年のカレンダーの例(※行き先は、変更あり)
9月 始業
10月 マラソン大会(3年生から参加)
11月 秋休み(2週間)
12月 クリスマス・マルシェ、 クリスマス休み(2週間)
1月 書き初め、日本語セクション新年会、中国・韓国語セクション主催の旧正月
2月 冬休み(2週間)
3月 スキー教室(4年生・5年生)※
4月 春休み(2週間)
5月 臨海学校(2年生)※、課外学習※など
6月 学年末発表会、展示会、終業

中高等部について ~Le second degré~

生徒によって時間割が異なる

教科によって各言語セクションで授業を受けることに加え、本校では6e(小学6年)から、 第二外国語(日本語セクションの場合、原則英語)の授業が始まります。また、フランス語初心者には初心者向け授業(略称FLE : Français Langue Etrangère)も時間割の中に組み込まれるため、同じクラスでも生徒によって時間割が変わってきます。そのため授業内容や宿題、テストなどを自分で予定管理し、自律した学校生活が習慣化していくようになります。中等部、高等部の始業は7時55分からです。

中等部生徒の時間割例

1コマ45分の授業で、中等部生徒は原則水曜午後が空いています。生徒によっては、オプションでバスケットボールを取っている生徒もいます。 (時間割として組み込まれるものなので、日本でいう部活動とも少し違う)
薄緑のFLE1(初級仏語)はフランス語が全くできない新しい生徒のための授業として入ってきます。この時間に、別の生徒は別の教科を学習することになっています。
橙色が日本語での授業白地がフランス語もしくは英語(英語のみ)での授業です。

例 4e 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
7:55-         フランス語
8:44- 地理・歴史 国語 国語 生物・科学 保健・体育 保健・体育 国語
9:33- フランス語 FLT1
(初級仏語)
FLT1
(初級仏語)
FLT1
(初級仏語)
 
10分休み          
10:28- 物理・化学 フランス語 体育 数学 技術・テクノロジー
11:17-    
12:06-
12:57- 美術/音楽 地理・歴史 セクション
バスケットクラブ
生物・地学
13:46- 国語
14:35- 音楽/美術 数学 地理・歴史
15分休み        
15:35- 体育 英語  
16:24-      
17:13- セクション
バスケットクラブ
       

高等部生徒の時間割例

1コマ45分の授業で、高等部生徒は原則水曜午後が選択専門科目など生徒の選択科目によっては、他校での授業を受けることもあります
薄緑のFLE1(初級仏語)はフランス語が全くできない新しい生徒のための授業として入ってきます。この時間に、別の生徒は別の教科を学習することになっています。
橙色が日本語での授業、白地がフランス語もしくは英語(英語のみ)での授業です。 黄色は選択科目として、取っているので、生徒によっては別の科目、もしくは別の時間に別の授業を取っています。

例 2de 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
7:55- 英語 地理・歴史   生物科学・地学  
8:44- 古文 数学
9:33- 体育 フランス語 フランス語  
10分休み    
10:28- 数学 現代文
11:17- 物理・化学
12:06- 英語
12:57-   FLT1
(初級仏語)
FLT1
(初級仏語)

選択専門科目
Cinéma Audiovisuel
航空学入門

現代文 FLT1
(初級仏語)
13:46- 社会・経済 数学 必須選択専門科目
デジタルテクノロジー
14:35- 物理・化学
15分休み        
15:35- 古文     フランス語
16:24- 地理・歴史   地理・歴史 公民
17:13-      

科目(中等部の例)

科目名 内容 担当言語
S.V.T / Sciences de la Vie et de la Terre 生物・科学・地学 フランス語
Physique-chimie 物理・化学 フランス語
Français フランス語・文学 フランス語
Education Physique et sportive 体育 フランス語
LLITT/Langue et Littérature 国語 日本語
Maths 数学 フランス語
Anglais LV2 (langue-vivante) 英語 (第2外国語) 英語
Technologie(5eから) 技術・テクノロジー フランス語
Education Musicale 音楽 フランス語
Art 美術 フランス語
Histoire-Géographie 地理・歴史 日本語

科目(高等部の例)

必須科目名 内容 担当言語
S.V.T / Sciences de la Vie et de la Terre 生物・科学・地学 フランス語
Physique-chimie 物理・化学 フランス語
Français フランス語・文学 フランス語
Education Physique et sportive 体育 フランス語
LLITT/Langue et Littérature 国語(古文・現代文) 日本語
Maths 数学 フランス語
Anglais LV2 (langue-vivante) 英語 (第2外国語) 英語
Histoire-Géographie 地理・歴史 日本語
Connaissance du Monde 現代社会 日本語
選択/専門科目名(一部) 内容 担当言語
Sciences et laboratoire 科学とラボ フランス語
Théâtre フランス語
LVC russe ロシア語(第三外国語) フランス語/ロシア語
LVC Chinois 中国語(第三外国語) フランス語/中国語
Sciences de l’ingénieur (他校にて) 科学工学 フランス語
Brevet d’initiation aénautique (BIA)(他校) 航空工学入門 フランス語
Hisoire-géoraphie, géopolitique et sciences politiques 地理歴史・地政学 フランス語
Mathématiques 数学 フランス語

休み時間・授業の空き時間

登校したら、まずVie Scolaireに行き、授業まで待機します。始業の授業時間までに登校すればよいです。授業のない空き時間は、自習室か図書室(BCDI)で過ごします。
※図書室は休み時間にしか入退室できません。
本校では、各科ごとに言語が違うため時間割が複雑になっており、同じクラスの仲間でも別々の時間割となることがあります。空いている時間は、自習室で学習するか図書室で過ごすなどそれぞれの課題や授業の準備に合わせて、各自過ごします。

学校運営、学校生活管理、教員は役割が分かれている

日本の学校のシステムと違うこともしばしば出てきます。特に、中高等部からは生徒の学校生活に関する管理(出席管理や、授業外での指導など)は教員ではなく、Vie Scolaire(生徒指導課)という担当部署が行うことになっていることが違いの一つです。

PRONOTEによる事務連絡・学業管理

フランスの多くの中学・高校で採用されているPRONOTEというソフトウェアによって出欠管理・事務連絡・成績管理・授業の進捗管理など、学校における全ての事務などがこの中で行われています。生徒・保護者・教員・学校運営陣・Vie Scolaireの関係者全てがPRONOTEのアカウントを持ち、インターネット上で情報を共有しています。授業のスケジュールや成績、宿題・授業内容など生徒たちは各自で確認して学校生活を送ります。

中等部について

各教員との面談

各担当の教員と面談を申し込む時期が設けてあり、その時期は学校よりお知らせが来ます。あいにく生徒の様子をうかがい知ることのできる、授業参観などはありません。ご希望がある場合、各教員に個別に連絡を取ればいつでも面談を行うことができます。

クラス担任制/成績会議

クラスは、小学部とは違い、どのセクションに所属していても「フランス語」の授業クラスでクラス分けとなり、担任が1名つきます。このクラス担任は各授業担当の教師と授業での様子や問題などを情報共有しています。前後期制の本校(全学年)では、前後期の終わりに各担当教員、校長、生活指導課主任などが集まり各生徒の成績やクラス・普段の様子などを話し合う機会があります。それが成績として反映される仕組みになっています。

フランスバカロレア・日本語オプション BFI

EIPACAの生徒は高校3年生で卒業資格及び、大学進学資格となるバカロレアの日本語オプションを受験します。このFBI / Le Baccalauréat Français international のプログラムに向けて中学部から少しずつ取り組んでいきます。1re(プルミエ/高校2年)から始まる専門科目等については、学期内に案内いたします。

一年のカレンダー(例)

一年のカレンダーの例
(※体育祭や文化祭など一般公開行事は行っていません)
9月 新学年開始  オリエンテーション
10月 秋休み(2週間)マラソン大会
11月 職業体験(3e /中学3年)
12月 クリスマス休み(2週間)
1月

前期成績会議/保護者面談

2月 冬休み(2週間)DNB模試(3e/中学3年)
3月  
4月 DNB模試(3e /中学3年)春休み(2週間)
5月

DNBi 口頭試験(3e / 中学3年)

6月 DNB 後期成績会議 2de 職業体験

DNB 中学修了資格試験 ブルヴェ

中学最終学年である3e(中学3年)の学年末には、ブルヴェ(DNB :Diplôme national du Brevet )と呼ばれる中学修了資格試験を受けます。EIPACA日本語セクションの生徒は、国語と地理・歴史の2科目を日本語で受験し、ブルヴェの国際オプション(DNBi)取得を目指します。

高等部について

一年のカレンダー(例)

一年のカレンダーの例
(※体育祭や文化祭など一般公開行事は行っていません)
前期 10月 EIPACAマラソン大会 / 秋休み(2週間)
11月 BAC(体育)1回目(Tle)
12月 1reに向けた専門科目の仮希望提出(2nde) / クリスマス休み(2週間)
1月

高校保護者説明会+面談 BACフランス語(1re)筆記・口頭模試 前期成績会議

後期 2月 BAC(体育)2回目(Tle)/冬休み(2週間)
3月 1reに向けた専門科目の本希望提出(2nde)→確定
4月 BAC口頭模試(Tle) 春休み(2週間)
5月

BAC(体育)3回目(Tle)/BACフランス語(1re)口頭模試
最終授業(Tle)後期成績会議

6月 最終授業(1re,2nde) BACフランス語(1re)BAC各教科筆記・口頭試験(Tle)

BAC 高校卒業試験兼大学等進学資格 バカロレア

高校最終学年であるTle(テルミナル/高校三年生)の学年末には、バカロレアと呼ばれる高校修了資格試験を受けます。EIPACA日本セクションの生徒は、国語・現代社会と地理・歴史の3科目を日本語で受験し、バカロレアの日本語オプション(BFI)取得を目指します。

学生寮(高等部のみ)

高等部からは、寮に入って学校内で生活することが可能です。マノスク市以外に保護者が居 住する高校生を対象に、男女別学生寮を準備しています。利用できる期間は、授業のある月曜日朝から金曜日午後までとなっており、週末および休暇期間の利用はできません。寮に関する費用、給食費用の めやすは下記の通りです。適 宜変更する可能性がありますので、ご了承ください。

寮に関する費用

入学資格について

ITER職員のお子様はカテゴリーAとして、優先的に入学することが可能です。ただし日本セクションの授業内容についていけるか、日本語能力の確認をいたします。なお、フランス語の試験はありません。

入学試験

EIPACAは、インターナショナルスクールである性質から、入学希望の各国セクションでの授業についていけるかどうか、そのセクションの語学力を問う内容の試験を行います。ご応募いただいた受験者に、入学試験の日程等が案内されます。

よくある質問

初めてのフランスで、フランス語の授業に不安があるのですが、大丈夫でしょうか?

小学部では、教員の判断に応じ、日本語、フランス語でのいずれも補習授業を行っています。
中高等部では、初めてフランス語を学習する生徒には、初心者向け授業(略称FLE : Français Langue Etrangère)を準備しており、他のフランス語での授業に早くついていけるよう集中してフランス語を学習する環境を整えています。

学費はどれくらいなのですか?

フランス公立校のため、授業料は無料です。ただし、校外活動、学校旅行、給食費(月額50€~60€程)など別途かかります。