ITER認許可の進捗状況
2010年3月、ITERの許認可申請の主要文書である予備安全報告書(RPrS)が、ITER機構からフランス原子力安全局(ASN)に提出されました。
2011年には公聴会が開かれ、2012年6月にはASNが安全上の要求事項を満足することを認める決定を行いました。
また、福島原発事故を受けてITERに対するストレステスト評価を行い、その結果は、2012年9月にASNに提出されました。
これらの評価結果を受けて、2012年11月10日、ITERを基本的原子力施設(INB)と承認する法令がフランス首相により署名され、フランスの官報で公示されました。これにより、ITERは本格的な建設段階に移行しました。