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大阪・関西万博「ITER機構フュージョンエネルギー・デー」レポート

 2025年7月13日、大阪・関西万博 ナショナルデーホールで、ITERの特別イベント「フュージョンエネルギー・デー」が開催されました。
当日は、科学技術政策担当の城内実大臣や万博協会の十倉雅和会長をはじめ、国内外から多くの来賓が参加されました。約400名の観客で会場は満員となり、フュージョンエネルギーが描く未来に熱い視線が注がれました。
【参考】 ITER NEWSLINE|ITER celebrates Fusion Energy Day in Osaka

東ゲートから入ると、出迎えてくれるミャクミャク

当日のイベント情報をチェックしてみます

しっかり「フュージョンエネルギー・デー」のイベント情報が書かれています!

大屋根リングの下を歩き、ナショナルデーホールに到着しました

開場前、着々と準備が進んでいます。いよいよ、式典が始まります!

式典の幕開けは「ITERアンセム」とともに
イベントは、作曲家 三枝成彰氏(アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の音楽(MAIN TITLEなど)を手がけた)による「ITERアンセム」の披露からスタート。 三枝氏は「熱と光があまねく行きわたり、人々が喝采を送る様子を音楽から感じてほしい」とコメントを寄せ、会場は荘厳な雰囲気に包まれました。
続く城内大臣の開会宣言では、日本政府がフュージョンエネルギー開発に期待を寄せる姿勢が力強く語られました。ITER機構バラバスキ機構長からも最新の建設状況と核融合の基礎が報告されました。

猛暑の中、沢山のお客様にご来場いただきました

ITER旗の掲揚のバッググラウンドミュージックは「ITERアンセム」

ITER機構バラバスキ機構長の開会あいさつ

満員の会場を見渡し、すべてのお客様に向けて笑顔で挨拶をするバラバスキ機構長

バラバスキ機構長による 最新のITER建設状況と核融合の基礎についての講演の様子

午後の講演プログラム
さらに午後の講演プログラムでは、日本・欧州の研究者や産業界代表が登壇しました。JT-60SAの現状、日本企業の貢献、欧州の幅広い核融合研究などが紹介され、「地上に太陽をつくる」技術が着実に前進していることが伝えられました。

ITER機構 人事部職員 武田 智之氏

ITER機構 人事部職員 武田 智之氏による講演「フュージョンエネルギー分野、ITERで働くキャリアの可能性」
【参考】講演の中で紹介されたITER機構スタッフインタビューWebページ「Staff Stories」

QST 竹永秀信副理事

QST 竹永秀信副理事による講演「地球上のフュージョンエネルギー その仕組みとは」

QST那珂研 花田磨砂也所長

QST那珂研 花田磨砂也所長による講演「JT-60SA:世界最大の稼働中トカマク装置」

古河電気工業株式会社 廣瀬清滋氏

フュージョンエネルギー産業協議会(J-Fusion)を代表して古河電気工業株式会社 廣瀬清滋氏による講演「日本におけるフュージョンエネルギー産業」

欧州連合 EUROfusion の Tamas Szaborics氏

欧州連合 EUROfusion の Tamas Szaborics氏による講演「ヨーロッパにおけるフュージョンエネルギー」

講演の間には、モデレータを務めたQST那珂研 井上多加志副所長によるミニ講演も行われました

QST那珂研 井上多加志副所長

閉会式
17時からの閉会式「光と音で魅せるフュージョンエネルギー」が披露されました。

ITER機構 建設室長 大前敬祥氏の閉会の挨拶

閉会式「光と音で魅せるフュージョンエネルギー」

ITERブースで“未来の現場”を体感
午後には、来賓の方々が国際機関館内のITERブースを訪問されました。
ブースでは、フュージョンエネルギーの仕組みやITERの概要をパネルや映像でわかりやすく紹介しています。

国際機関館の中にITERブースが入っています

ITERブースのシースルースクリーンがすごい!

茨城県那珂市から出張してきたイーターちゃん・フュージョン君

今日も沢山のお客さんにご来場いただいています

特に人気なのは、現地フランスの建設現場を360度体験できるVRコンテンツです。プラント建屋がずらりと立ち並び、本体組立が着々と進む様子に、皆さん驚きの声を上げていました。

午後の講演後の武田氏は学生さんと活発な意見交換をしていました

ボタンを押して主要パーツが光るITER模型

モニターにはITER日本国内機関スタッフの集合写真が写っています

万博ゲートには参加国・地域など167の国旗が掲揚されていました

ITER旗も見つけました!

おまけ
7月12日・13日は ブルーインパルスによる展示飛行(参考 防衛省・自衛隊 大阪・関西万博特設ページ)も開催されました。
真っ青な夏空に描かれるダイナミックな編隊飛行と白いスモークは、多くの来場者のカメラと歓声を誘いました。ITERのイベントと相まって、未来への夢と高揚感に包まれた一日となりました。

イラストレーターいきものだもの氏(右)とITERプロジェクト部小泉部長(左)。
素敵なITERのイラストが描かれたポストカード をいただきました。ありがとうございます!
【参考】 いきものだもの氏公式Webサイト

午後の講演後のQST 竹永秀信副理事

午後の講演後のQST那珂研 花田磨砂也所長

大屋根リングの前で記念撮影

お寿司のキャラクターが描かれていてとっても可愛いです

大屋根リングの上に登り、万博の端っこから会場を撮りました。

万博デザインの大阪市マンホール。ミャクミャク、どんなポーズなのそれ??

ミャクミャクと記念撮影

後姿のしっぽが可愛いミャクミャク

7月12日、ブルーインパルスによる展示飛行が始まります!わくわく

雲は多いけど、見えたらいいなぁ

あ、この丸は…?

5機のブルーインパルスが並行飛行をしています。かっこいい!

こちらは、6機のブルーインパルス!

ITERブースは10月13日まで!
今回の「ITER機構フュージョンエネルギー・デー」にご参加いただいた皆様、ITERブースに訪れていただいた皆様、本当にありがとうございました!
国際機関館内のITERブースでは、万博期間中(10月13日まで)、毎日スタッフが来場者の皆さまにフュージョンエネルギーの基礎やITERプロジェクトについて説明しています。
残り期間が迫ってまいりましたが、未来のエネルギーを学び、体感できるこの機会、ぜひ大阪・関西万博でご覧ください。

【出張秘話】イーターちゃんとフュージョン君はコンパクトな装いで、万博出張者のリュックにてお出かけしました