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ITER職員応募支援を評価され「ITER Star Award 2025」を受賞

長年の応募支援によるITER機構日本人職員の採用拡大と
「尊重(Respect)」の精神が高く評価

 2025年10月24日、量子科学技術研究開発機構(以下「QST」)の役務職員としてITER機構職員応募支援業務に携わる、株式会社マイナビEdgeの田中千夏が、ITER国際核融合エネルギー機構(以下「ITER機構」)より「ITER Star Award 2025」を受賞しました。
 本賞は、ITERプロジェクトに携わるすべての関係者の中から、協力(Collaboration)、責任(Accountability)、尊重(Respect)、卓越(Excellence)の4つの価値(CARE Values)を日常の業務の中で体現している人物を称えるものです。田中はこのうち「尊重(Respect)」のカテゴリーで選出され、ITER機構およびQSTとの連携を通じ、文化や立場の違いを越えて互いを尊重しながら協働を推進したことに加え、応募支援業務を通じて日本人職員の採用拡大に貢献した点が高く評価されました。
 授賞式は10月24日(金)にフランス、サン・ポール・レ・デュランスのITER機構本部で開催され、松本太郎ITER日本国内機関長が、ピエトロ・バラバスキITER機構長から記念の盾を受け取りました。

参考:ITER機構 2025 Star Awards|Honouring those who bring ITER’s CARE values to life

ITER Star Award 2025受賞盾(写真:QST撮影)

日本からITERへの人材貢献を支える応募支援活動

 マイナビEdgeは、QSTより「ITER機構職員・IPA公募に係る広報活動及び候補者応募に関する業務請負契約」を受託し、2017年から現在に至るまで、ITER機構職員公募に関する広報から応募支援も含めた幅広い活動を継続しています。QSTとマイナビEdgeのチームは連携して、ITER機構と日本の候補者をつなぐ架け橋として、日本人の応募を促進してきました。田中はマイナビ Edge チームの業務リーダーとして、チームを統括し、QSTとの緊密な連携のもとで各種施策を展開してきました。

活動内容は、ITER機構職員公募情報をウェブサイトやSNS、メール配信、各種媒体などを通じて広く発信することに加え、応募希望者への個別の支援を実施しています。応募書類(英文履歴書・志望動機書など)の添削、英語面接に向けたトレーニングなど、応募者の立場に寄り添ったきめ細やかな支援を続けてきました。

さらに、ITER機構の人事担当者や日本人職員と連携し、オンラインセミナーを定期的に開催し、学生・研究者・企業技術者など多様な層に向けて、ITERで働く意義や国際的な職場環境を紹介しています。また、ITER機構で活躍する日本人職員へのインタビュー記事を制作・公開し、現地での仕事や生活の実情を広く伝えることで、応募を検討する方々の理解促進にも務めています。

こうしたチームによる継続的な取り組みの結果、ITER機構における日本人職員数は2017年の23名から2025年11月には59名にまで着実に増加しました。特に2025年には12名の職員が着任しており、日本の人的貢献が一層拡大しています。また、インターンシップやポスドクフェローを含む若手人材の応募も増加し、次世代の研究者・技術者が国際プロジェクトに参加する機会が広がっています。

今回の受賞は、マイナビEdge、QSTそしてITER機構の人事担当者や日本人職員らが一体となって築き上げてきた協働の成果です。応募から採用、赴任後の生活支援までを一貫して支える体制が整えられたことにより、国内外の関係者から高い評価を受けたことが受賞につながりました。

受賞者 田中千夏(株式会社マイナビEdge)コメント

このたびの受賞は、私個人のものというよりも、QST、ITER機構、そして多くの関係者の皆さまとともに積み重ねてきたチーム全体の努力の成果だと感じております。職員公募の広報活動によってITER公募を知ってくださったり、かつて応募支援で出会った方々がITER職員として生き生きと働かれている姿を見るたびに、この仕事の意義を感じます。今後も、一人でも多くの日本人の方がITER機構職員というキャリアを選び、核融合研究の国際舞台で活躍できるよう、CARE の価値を大切にしながら貢献してまいります。誠にありがとうございました。

松本太郎 ITER日本国内機関長(QST)コメント

今回の受賞は、日本の応募支援チームがITER機構及び関係各所と長年にわたり地道に築いてきた信頼関係と、応募者に対する丁寧な支援の積み重ねが国際的に認められた成果です。マイナビEdgeの田中さんをはじめとした皆さんが、日本からの人的貢献を支える重要な役割を担ってくださっていることに心から感謝します。今後もITER機構と連携し、優れた日本の人材が世界の最前線で活躍できるよう支援を強化していきます。

今後の展望

QSTおよびマイナビEdgeは、今後もITER機構と連携し、職員公募、IPA、インターンシップ、ポスドクフェローの応募支援を継続します。日本の優れた人材が国際的な研究・技術開発の場で活躍できる環境づくりを進めるとともに、核融合エネルギー実現に向けた国際協力の一翼を担っていきます。

ITER建屋前で撮影されたITER機構職員の集合写真。 日本、欧州連合、米国、韓国、中国、インド、ロシアの7極から約1,100人の職員が協力して、核融合実験炉の建設を進めている。 このうち日本人職員は59名(2025年12月現在)。写真:ITER機構提供

ITER職員応募支援チーム (左から3人目が受賞者の田中千夏)

ITER Star Awardとは

 ITER Star Awardは、ITERプロジェクト全体(ITER機構職員、国内機関職員、IPA職員、派遣・臨時職員など)を対象とした年次表彰制度です。協力、責任、尊重、卓越の4つの価値(CARE Values)を体現し、チームの成功に貢献した個人を同僚の推薦によって選出します。受賞者はITER本部で表彰され、全職員や関係者に向けてその活動が紹介されます。 この賞は、世界30カ国以上から集まった多様な専門家が協働するITERプロジェクトにおいて、「ともに進める力」を象徴するものです。今回の受賞は、日本の人材支援活動が国際的にも高く評価されたことを示すものとなりました。

ITER計画について

ITER計画は、フュージョンエネルギーの実現に向け、科学的・技術的な実証を行うことを目的とした大型国際プロジェクトです。日本・欧州・米国・韓国・中国・インド・ロシアの7極が参加しており、核融合燃焼による本格運転を目標に、フランスのサン・ポール・レ・デュランス市で建設が進められています。QSTは日本国内機関として機器調達を推進するとともに、日本からの人材貢献を積極的に支援しています。

ITER機構職員応募支援について

ITER機構では、エンジニア、研究者、管理部門など幅広い職種を、参加7極から国際的に公募しています。QSTは日本国内機関として日本人の応募を支援しており、マイナビEdgeは連携して、ITER職員公募情報の発信、応募書類の作成支援、英語面接トレーニング、生活に関する情報提供など、応募から採用までを一貫してサポートしています。 ※採用後は、同じくQSTの現地支援係(リエゾンオフィス)が日本人職員の生活サポートを行っています。

最新公募情報:
ITER日本国内機関:https://www.fusion.qst.go.jp/ITER/staff/page6_2.html
マイナビEdge:https://www.mynavi-edge.jp/iter/
ITER職員公募会員登録(プレエントリー):https://www.fusion.qst.go.jp/ITER/staff/LP.html