第157回 ITER計画とITER機構職員公募説明会 開催報告
[日時]令和8年9月9日(水)~11日(金)
[場所]幕張メッセ(SMART ENERGY WEEK 2026秋(FUSION POWER WORLD-核融合発電ワールド-)
[展示ブース来訪者数]900名程度
[概要]
SMART ENERGY WEEK内で開催された「FUSION POWER WORLD-核融合発電ワールド-」にブースを出展し、ポスター掲示、ITERパンフレット等の配布及びITERの建設が進む様子を示す動画放映を行い、ITER計画、ITER機構職員等の公募について説明した。また、初日の9月9日には、「フュージョンエネルギー実現に向けたITER建設の現状と今後の展望」と題した出展社プレゼンテーションを行い、核融合エネルギー実現に向けたITER建設の現状と展望を紹介し、約100名の方にご覧いただいた。
[主なQ&A]
- Q:ITERの建設はどこまで進んでいるのですか?
- A: ITERトカマクの主要部分は、全周を9基(約40°ずつ)のセクターモジュールに分け、組立て建屋で1基ずつ組み立てた後、クレーンで実験を行うトカマクピットへ移動し、据付けます。本年7月までに、全体の2/3にあたる6基の据付けが完了しました。2027年中には、全てのセクターモジュールの据付けが完了する予定です。
- Q:熱の取り出しはどのようにするのですか?
- A:核融合炉内には、炉心プラズマを囲むように数百個の「ブランケット」と呼ばれる機器が設置されます。ブランケットの主な役割は、発生した熱の輸送、中性子の遮蔽、燃料(三重水素)の生成の3つです。熱の輸送については、核融合反応で発生した中性子がブランケット内の材料にぶつかると、その運動エネルギーの一部が材料に伝わり、熱に変わります。その熱をブランケット内の冷却材が受け取り、炉の外へ運び出します。 ITERのブランケットの役目は「中性子の遮蔽」ですが、別に設置するテストブランケットモジュールと呼ばれる機器を使って、熱の取り出し試験を行います。
- Q:ITERで技術的に難しいことは何ですか?
- A: 1億℃を超えるプラズマを炉内の壁に触れさせず、燃焼プラズマを維持するために必要な密度・温度を保ちながら、長時間閉じ込め続けることが大きな課題です。また、炉内の壁は、燃焼プラズマから発生する高い熱や大量の高エネルギー中性子にさらされます。このため、このような過酷な環境に耐えられる材料の開発も必要となります。

展示ブースの様子
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