第131回 ITER機構職員公募説明会 開催報告

[日時]令和3年10月30日(土)
[場所]PAI原子力産業セミナー2023(大阪)
[来訪者数]24名
[概要]
2023年度卒業予定の大学生(学部及び修士)・高校生、既卒者を対象とした合同企業説明会「PAI原子力産業セミナー2023」の大阪会場にオンラインで出展した。説明会では、ITER計画及びITER日本国内機関、量子科学技術研究開発機構(量研機構)の採用に関して説明を行った。
[主なQ&A]
- Q𝄈原子力発電と核融合発電の違いは何ですか?
- A𝄈原子力発電は、ウランの原子核が中性子を吸収して軽い原子核に分裂(核分裂)したときに出るエネルギーを取り出して発電を行います。核分裂は一度反応が起きると次々と反応が起きます。 一方、核融合発電は、重水素と三重水素の軽い原子核が融合したときに出るエネルギーを取り出して発電を行います。核分裂のように連鎖反応は起きず、燃料の供給を止めれば反応が止まる仕組みになっています。
- Q𝄈核融合エネルギーのメリットは何ですか?
- A𝄈核融合エネルギーは、高レベルの放射性廃棄物を出さずに発電をすることができます。また、燃料は化石燃料を使用しないため、発電時に二酸化炭素を出さない環境に優しいエネルギーです。
- Q𝄈研究職の募集条件はありますか?
- A𝄈大学院(修士・博士課程)を修了予定の方が対象となります。
- Q𝄈研究職で量研機構に入構した場合、配属先はどこになりますか?
- A𝄈量子エネルギー部門の場合は、テーマに沿って職員を募集しますので、そのテーマに合わせて配属先が決定します。量子エネルギー部門の配属先は、那珂研究所(茨城)または六ケ所研究所(青森)です。入構後、勤務していく中で研究所間の異動やITER機構内のオフィス(フランス)へ異動となる場合もあります。
説明の様子