原型炉をもっと知る
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原型炉機器名称
- 機器名称
- 炉心プラズマ
- 機器説明
- フュージョンエネルギーを発生させる部分になります. フュージョン反応を起こすために高温高圧のプラズマという状態を利用します. 大変強い磁場の力を使って,ドーナツ状の形状に閉じ込めております. ここで適用されている閉込め方法をトカマク方式と言います.
炉心プラズマ設計方法
炉心プラズマは、 超伝導コイル で発生する磁場による力で、ドーナツ形状の磁場の篭の中に閉じ込められています。炉心プラズマの設計では、 下図にあるように3つの解析を行います。
- 1. 平衡解析(プラズマの圧力と磁場の圧力の力の釣り合いの計算)
- 2. 安定性解析(プラズマが曲がったり・ひしゃげたりしないかという堅牢性(頑丈さ)の計算)
- 3. 輸送解析(プラズマがフュージョン反応を起こせる十分な高温に加熱する計算)
この3つの解析全てに 整合する(物理的に矛盾がない)ように、炉心プラズマの圧力分布・温度分布・密度分布・電流分布を決めていき、
その結果からフュージョンパワー(核融合出力)を計算することが炉心プラズマの設計作業になります。