ITER建設サイトの状況（2016年1月現在）

2016年1月
組立建屋の入口
ITERの機器は、組立建屋に入れる前に様々な方法で清掃されなければなりません。これには、清浄な圧縮空気、加圧された純水、および特殊な洗剤などを含みます。清掃設備の建設が建屋の南側で進んでいます。
 

トカマク複合建屋
トカマクピットの中心でトカマク建屋の壁が高くなっていきます。東西南側の壁は地下2階でコンクリート打設が終わり、柱の7割が設置されています。トカマク建屋地下1階の土木工事が2016年の第一四半期中に開始されます。

ポロイダルマグネット第2と第5のためのツール
4つのポロイダル磁場コイルがサイト内の巻線施設にて製作されます（第2、第3、第4、および第5コイル）。建屋南側の二重巻作業場にて作業が開始されます。そこで、ニオブチタン（NbTi）でできた超伝導導体が、「ダブルパンケーキ」と呼ばれる平面渦巻き状コイルとなって巻かれます。最大9個のダブルパンケーキが各マグネットコイルに組立てられます。