第153回 ITER計画とITER機構職員公募説明会 開催報告

[日時]令和7年11月19日~21日
[場所] インテックス大阪
( SMART ENERGY WEEK 関西 2025(FUSION POWER WORLD-核融合発電ワールド-) )
[展示ブース来訪者数]700名程度
[概要]
SMART ENERGY WEEK内で開催されたFUSION POWER WORLD-核融合発電ワールド-にブースを出展し、ITERパンフレット等の配布、ポスター掲示、動画放映等を行い、ITER計画、ITER機構職員の公募について説明した。また、出展社プレゼンテーションを行い、核融合研究の現状と展望を紹介し、100名以上の方にご覧いただいた。
[プレゼンテーション資料]
[主なQ&A]
- Q:ITER(イーター)は何の略ですか?
- A:「International Thermonuclear Experimental Reactor (国際熱核融合実験炉)」が「ITER」の語源ですが、現在は「ITER」が正式名称です。
- Q:ITER建設の難しさはどんなところですか?
- A:ITERの建設における難しさは、組立の複雑さ、技術的な要求の高さ、国際協力での調整、予算とスケジュールの調整、安全性の確保など様々です。これらはすべて、核融合という新しいエネルギー技術を商業化するための重要なステップであり、成功すれば、未来のエネルギー供給に革命をもたらす可能性を秘めています。
- Q:ITERの建設費はどのくらいですか?
- A:ITERは7つの参加極の協力によって建設されます。建設費用はEUが全体の約45.5%を負担し、残りは中国、インド、日本、韓国、ロシア、米国が約9.1%ずつ負担しています。拠出金の大部分(90%)は「現物貢献」です。参加極は資金の代わりに、それぞれが自国の通貨で機器を現物調達する責任があるため、建設費の推定を単一の通貨に換算することは適していません。
出展社プレゼンテーションの様子

会場は満席となり、立ち見のお客様にも多数お越しいただきました

展示ブースにも沢山の来場者がいらっしゃいました

紅葉に染まるインテックス大阪の会場

開場外に設置されたイベント看板

展示ブースの様子
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