■ 平成30年度量研理事長表彰研究開発功績賞・特賞を受賞
平成30年7⽉3⽇、ITERプロジェクト部ITER計画管理グループの布⾕嘉彦グループリーダーと超伝導磁⽯開発グループが「ITER CS⽤超伝導導体の開発」の業績で平成30年度量研理事⻑表彰の特賞(研究開発功績賞)を受賞しました。
CS(中⼼ソレノイド)はITERの中⼼に位置する超伝導を⽤いた電磁⽯で、必要な超伝導導体は総量700トンに達します。技術課題を克服しながら⾼性能の導体の開発を⾏い、これまでにない物量の⾼磁場・⼤型超伝導導体を、国際約束したスケジュール通りに完了させることができました。特に、「繰り返し電磁⼒」に対して性能低下する技術課題に対しては、多くの関係者の知恵と不屈の精神で、短ピッチ型撚線の開発に成功し解決することができました。
今回の受賞を励みにし、核融合エネルギー実現に向け、受賞者⼀同、更に研究開発に精進する決意です。
図1 中⼼ソレノイド(CS)⽤素線、撚線、導体の製作
図2 理事⻑表彰特賞「研究開発功績賞」を受賞した布⾕⽒(中央) と
超伝導磁⽯開発グループ員