■ 日本原子力学会北関東支部大会「最優秀発表賞」を受賞
平成30年4月13日に茨城県東海村産業・情報プラザにて開催された日本原子力学会北関東支部大会若手研究者発表会において、ブランケット研究開発部ブランケット工学研究グループの権暁星研究員が「トリチウムの増殖性能を高めた革新的な核融合ブランケット」で「最優秀発表賞」を受賞しました(図1)。
今回の発表内容である核融合炉のブランケット(図2)は、1)中性子遮蔽、2)エネルギーの取り出し、3)燃料トリチウムの製造、といった重要な役割を担っています。
核融合炉では、エネルギーを発生するために使ったトリチウムを核融合炉自身が作り出さなければならず、トリチウム増殖比(ブランケットで製造するトリチウム量/核融合反応で消費するトリチウム量)が1以上となる必要があります。