■低温工学・超電導学会の平成28年度優良発表賞を受賞
図1 平成28年度低温工学・超電導学会
優良発表賞授賞式の様子 |
図2 優良発表賞受賞した櫻井研究員
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ITERプロジェクト部超伝導コイル開発グループの櫻井武尊研究員が、2016年5月31日に東京・タワーホール船橋にて行われた公益社団法人低温工学・超電導学会設立50周年記念式典において、「平成28年度優良発表賞」を受賞しました。
今回の受賞は、サン・ポール・レ・デュランスで建設が進められているITER向けに、日本が調達を進めているトロイダル磁場(TF)コイル構造物の材料特性に関する成果発表が評価されたものです。
ITER超伝導コイルは-269℃(4K)という極低温で運転されますが、本研究では一般的には取得が困難な極低温における実機TFコイル構造物材料の引張特性データを数多く取得し、今までデータが限られていた極低温における材料特性を把握したことに加えて、全ての供試材でITERの要求品質が着実に保たれていることを確認した点が高く評価されました。