組立建屋
建屋内では、50トンクレーンのガーダを吊上げて設置するためにクレーンが使用されています。
この補助クレーンは、重量物吊上げ用クレーンの数メートル下にあるレールの上に設置されます。
NKMNOELL-REELの共同企業体(コンソーシアム)(NKMNoell Special Cranesドイツ、及びREEL SASフランスに
よって形成された)が、組立建屋のための2組のクレーンを製造しました:2016年6月に設置された750トンクレーン、
及び写真に写っている50トンの補助クレーン。
施設の第2の天井クレーンが今週設置された後、次のマイルストーンはITER組立のための最初の特注ツール:
巨大なサブセクター組立ツールの2つのうちの1つ、の納入となります。
ポロイダル磁場コイル
銅のダミー導体でできた最初の完成されたダブルパンケーキ層がITERの5号目となるポロイダル磁場コイル(PF5)の
外形の大きさを示しています。
各コイルに要求される精密な寸法に曲げられる導体がツール台へ加わりながら、回転するテープヘッドが作動し始めます。
写真:F4E
巻線段階に続き、技術者は導体の曲げ部分を電気的に絶縁するために使用されるガラス繊維のテープを検証しています。
写真:F4E
クライオプラント
ITER極低温施設の屋根の骨組みの組立が開始されました。写真:Les Nouveaux Médias/SNC ENGAGE
極低温施設は、高台のITER敷地で8000㎡の区間を使います。写真:Les Nouveaux Médias/SNC ENGAGE
これらの高い柱は、設備のメンテナンスクレーンの重さを支持するために大きさが決められています。
写真:Les Nouveaux Médias/SNC ENGAGE
極低温施設のコンクリート基礎マットが最初の柱や仕切りの下になって徐々に見えなくなっています。
写真:Les Nouveaux Médias/SNC ENGAGE
冷却水貯水池と塔
建設敷地の北東側におけるこの6000㎡の地域に、総容量20000㎥の貯水池2つと、10個の個別セルから成る吸込通風
冷却塔が設けられます。
パルス中に温水貯水池に温水が溜まり、その後、休止の間に冷却塔及び冷却水貯水池に放流されます。
写真:Les Nouveaux Médias/SNC ENGAGE
ここに建てられる建屋の中の10個の個別冷却セルが、水の蒸発を促進する役割をします。
写真:Les Nouveaux Médias/SNC ENGAGE
冷却水塔の工事現場で、コンクリートを流し込むために多数のコンクリート柱の鉄筋が配置されています。
写真:Les Nouveaux Médias/SNC ENGAGE
11月から、高台の敷地の北角で、冷却塔及び貯水池における作業が進められています。ITERでは、真空容器と
その機器から熱を除去するため、また、高周波加熱電流駆動システム、チラー水システム(CHWS)、極低温システム、
及びコイル電源・配電システムなどのような付属システムの冷却に水が使用されます。
写真:Les Nouveaux Médias/SNC ENGAGE
保管施設
ITER建設サイトで最大の倉庫の中に、ITER参加極によって輸送された機器がタグ付けされて保管されています。