2016年5月
組立建屋
組立建屋とトカマク複合建屋の間に設置され、トカマク複合建屋の建設が完了するまで建てておく予定である仮設壁のためのフレームが立っています。
写真に小さなレゴのブロックの様に見えるものは、実際はITERの最も大きな組立ツール(800トンのサブセクター組立ツール)のアンカープレート保護用バリアです。
トカマク複合建屋の地下2階が地下1階の基礎マット補強の下に隠れていくと同時に、ITER装置の中央組立エリア(通称「ピット」)が、特にある程度の高さからだと、どんどんよく見えるようになりました。
巨大な天井クレーン用の構成機器であるレールが設置されます。レールは、基礎マットの45メートル上に設置されます。
組立建屋の基礎マットの43メートル上では、作業員が重さ1500トンまでの機器を扱う楊重システム用のレールを敷設しています。
組立建屋から見るトカマクピットの景色は格別です。作業員がトカマク複合建屋の地下1階での作業を進めています。
各レールの一区切りは長さ10~18メートルであり、組立建屋の全長に及ぶ梁の上に置かれます(そして、今後はトカマク建屋にも繋がります)。
レールの設置およびその位置の微調整には、数週間かかります。
天井クレーンのレールがあるレベル(15階)まで上がる途中で組立建屋の柱の間から撮影した写真です。
各レールは、レール軌道の梁によって形成された出っ張りに頑丈な留め具で固定されています。
ポロイダル磁場コイル
4台の天井クレーン桁が、ギアモーター、固定具、電気機器、その他で組み立てられるまでの間、ポロイダル磁場コイル巻線建屋に保管されています。6月には、据付のために組立建屋に移動されます。