SMART ENERGY WEEK 関西内
FUSION POWER WORLD-核融合発電ワールド-への出展
2024年11月20~22日にSMART ENERGY WEEK 関西内で開催されたFUSION POWER WORLD-核融合発電ワールド-に出展しました。(図1.2)
図1 会場入口
図2 出展ブース
SMART ENERGY WEEKは世界最大級のエネルギー総合展であり、太陽光発電やバイオマス発電などの再生可能エネルギー技術が展示されるイベントです。そのイベントの特別企画として「FUSION POWER WORLD-核融合発電ワールド-」エリアが設けられ、核融合エネルギー関連の製品や技術等を有する企業やスタートアップ企業など、約30社が展示ブースを出展しました。会場には3日間で約15,000名が来場されました。
SMART ENERGY WEEKは様々なエネルギー分野が集結する展示会ということもあり、来場者の大部分は核融合業界以外のお客様でした。したがって、ITER日本国内機関のブースにも様々な業界の方々が約450名訪れていただきましたが、核融合エネルギーをご存じでない方も多くいらっしゃり、ITERプロジェクトの概要や進捗状況、ITERの調達機器の製作に携わる企業などご質問をいただきました。
また、イベント初日には出展社によるプレゼンテーションを行い、ITER、JT-60SA、原型炉の現状や展望を紹介しました(図3)。プレゼンテーションは100名以上の方にご聴講いただいたことにより、量子科学技術研究開発機構が取り組む研究開発の認知度向上にも繋げることができました。プレゼンテーション後は聴講者からの質問や議論等が続き、核融合エネルギーの注目の高さが伺えました。
今回の出展では多くの来場者と直接触れ、核融合研究に対する関心を高めることができ、非常に有益な経験となりました。今後もこのようなイベントに出展し、最先端のエネルギーや技術を紹介していきたいです。
図3 出展社プレゼンテーションの様子
【参考】
■ 「SMART ENERGY WEEK前回 結果報告」ページ|秋展(2024年10月開催)
■ 第150回 ITER計画とITER機構職員公募説明会 開催報告