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那珂研究所副所長 鎌田裕氏がITER機構副機構長に就任

 量研 那珂研究所 鎌田裕副所長(当時)が、3月15日付でITER機構の副機構長に就任いたしました。 鎌田副所長は、40年以上に亘って核融合 の研究開発を行い、大型トカマク型装置の全ての段階(設計、建設、運転、実験、解体)に携わり、JT-60SAトカマク計画を13年間指揮して建設を完了させ、ITER 事業への日本の貢献活動を進めてきました。今後は科学技術の側面からITER機構に貢献いたします。

那珂研副所長時代のITER機構副機構長 鎌田裕氏

【関連記事】
■量子エネルギー部門 2023年2月10日:那珂研究所副所長 鎌田裕がITER機構の副機構長に任命されました(2023年3月15日(水)着任)

■ITER機構 2023年3月27日:ITER NEWSLINE:Deputy Director-General YUTAKA KAMADA, SCIENCE & TECHNOLOGY



素顔とルーツに迫る!
ITER機構副機構長 鎌田氏インタビュー

インタビュー日:2023年2月6日(※当時 那珂研副所長)

突然ですが、研究者になろうと思ったきっかけは何ですか?

小さい頃、科学に漫画家の手塚治虫さんの鉄腕アトムを読んで、科学が人の役に立つってカッコイイな、科学が社会にどう関わるんだろう、まだ誰もやったことのない事が出来たら凄いな…と憧れるようになりました。中学の頃には核融合研究を志すようになりました。

中学生の時に、明確に自分の進路が決められたなんて凄いですね!

父は工学系の大学の先生、10歳年上の兄は筑波大学で遺伝子研究をしていたこともあり、会社員になるのが嫌だとか思ったことはないんですが、自然に科学者になろうという気持ちに進んでいったのだと思います。

なるほど!ご家族2人が科学者という環境で育ったことも科学を志す一つのきっかけになっているんですね。

14歳の時に父の勧めで読んだ、吉川 庄一先生の「核融合への挑戦」という本に魅了されたことも、一つのきっかけになっています。

中学生の時にそんな難しい本を読まれていた事も凄いと思います!
次に、趣味や特技が研究に生かされた体験などがあったら教えてください。

大工仕事が好きで、自宅の庭に4畳ほどの大きさのサボテン用の温室を作ったんですよ。途中でゆがみが発生したりして、組立手順が大切だったり、丁寧に細かい精度で作っていかないといけない…という所を体感し、JT60SAなど、組立の時の基本的な考え方にも通ずると思いました。

研究でご多忙な中に、お休みの日にDIY、しかも温室を作られるなんてビックリです!
ご趣味でサボテンを57年間栽培されていらっしゃるんですよね。

実はサボテンの事が一番、今回の私のフランスに行くことに関して後ろ髪を引かれる思いなんですよ…

鎌田氏が育てたたくさんのサボテンたち


凄く沢山の種類のサボテンを育てられているんですね!

うちのサボテン達は、近所のサボテン業者さんに引き取っていただく事になりました。植物を育てることが好きなので、フランスでも何か植物を育てたいと思っています。サボテンは種から育てます。新しい品種を作ろうと思うと種から育てて、忍耐強く待つんです。忍耐力は、研究をするうえでも必要なスキルだと思います。

大切にする言葉「フォア・ザ・チーム」だそうですが、好きな理由を教えてください。

やはり個人でできることは限られています。チームでしかできないことの方が世の中は多いと思うんですよ。自分でできないことをする人にはすごく憧れを感じる。多分お互いに相手への憧れを感じながら、チームがまとまっていくいうことは凄くやりがいがあることだと思うんですよね。

素敵な考え方ですね。

場面・場合によってチームは変わり、家族、職場、全てひとつのチームだと感じています。この核融合の業界はもちろん、ひとつのチームですし、その中のITER、あるいはJT-60SAもプロジェクトもチームですね。自分がチームのためにどれだけ役に立てるのか、貢献できるのか、それが一番重要だと思います。

ありがとうございました。
ITER機構での鎌田様のご活躍を日本から応援しております!



突撃!ITER機構副機構長 鎌田氏
インタビュー動画

撮影日:2023年2月6日(※当時 那珂研副所長)

4つのインタビューをお届けします。
世間で核融合が注目されてきたことについて
核融合エネルギー実現への思い
若い研究者へ伝えたいメッセージ
一般の方に向けたメッセージ

4つのインタビューにお答えします!