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ITER調達活動における多数のマイルストーンを達成

■ ITER調達活動における多数のマイルストーンを達成

 新型コロナウィルス感染拡大の中、ITER建設サイト及びITER参加極の各国内機関の産業界では感染拡大に最新の注意を払いながら調達活動が続けられ、ITERでは多数のマイルストーンが達成されました。

 日本が調達するTFコイルについては、1号機、2号機が完成し、ITER機構に出荷されました(ITER Japan News 37号41号参照)。他極の調達に関しては、まず、欧州(EU)が調達するTFコイル初号機(TFC#9)の工場試験が2月14日に完了し、4月17日にITERサイトに到着しました。また、9つのプレコンプレッションリングについては6つが製造され、5つがITERサイトに納入されました。

 韓国では初の真空容器(セクターVVS#6)が完成し、4月20日に現代重工業にて完成式典が開催されました。中国ではポロイダル磁場(PF)コイル初号機(PFC#6)が3月に工場受入れ試験に合格した後出荷され、6月末ITERサイトに到着しました。米国では、中心ソレノイド(CS)コイルモジュール1について、最大40kAの電力試験を正常に完了しました。インドが調達するクライオスタットは上部円筒形胴部が3月6日に完成し、3月末には洗浄が完了しました。

 また、ITERサイトにおける建屋建設に関しては、トカマク建屋が4月3日に建設完了の宣言がなされ、建設を行ったEUからITER機構への引渡し証明書に署名がなされました。これに先立つ3月28日、組立建屋からトカマク建屋へのクレーンのアクセスが達成され、クライオスタットベースの運搬準備が5月18日に完了して10mの試運転に成功しました。これを受けて5月27日にはクライオスタットベース(重量1,200トン)がトカマク建屋のピットに吊り降ろされ、据付が完了しました。

 こうしてクライオスタットベースはトカマクピットに収まった初めての機器となり(図1)、いよいよ本格的なトカマクの組立・据付が始まる事になります。
 なお、ファーストプラズマに向けた現在の建設進捗率は、70%を達成しています。 
 


図1    クライオスタットのトカマクピットへの設置作業の様子。
上部に見えているのが、クライオスタットの底。