スタッフブログ 2025年3月(ミモザ街道沿いのタヌロン村)
フランスのコート・ダジュールには、黄金色の花々が織りなす「ミモザ街道(Route du Mimosa)」が広がっています。その中でも特に有名なのが、小さな山村 タヌロン(Tanneron) です( Google Map )。
標高約400mの丘陵地帯に位置するタヌロンは、ヨーロッパ最大の自生ミモザの森を誇ります。
1月から3月にかけて、村全体がミモザの黄金色に染まり、まるで春の魔法に包まれたかのような幻想的な景色が広がります。
カンヌやグラースから車で約30分、ちょっとしたドライブ旅行にも最適なミモザの季節におすすめの観光スポットです。ふんわりとした花の香りに包まれながら、森の中を歩くと、とっても贅沢なひと時を過ごせてリラックスできます。
村には、地元の花農家さんが作ったミモザの花束や香水、はちみつなど、ここでしか手に入らない特産品がいっぱい!地中海とミモザのコントラストが美しいパノラマビューは必見です!
【参考】ミモザ街道パンンフレット(フランス語)
The Mimosa Road 2025
ミモザの花は、鮮やかな黄色い小さな花がふわふわと房状に咲く植物です。正式には「アカシア属」の一種で、特に「フサアカシア」や「ギンヨウアカシア」がよく知られています。春先(2~3月頃)に咲き、甘い香りが特徴です。フランスやイタリアでは「国際女性デー(3月8日)」のシンボルとしても親しまれています。
鮮やかな黄色い小さな花がふわふわと房状に咲くミモザの花
タヌロン村のあちこちでミモザの木が植えられています。ここには、ユーカリの木も植えられていました。
ミモザの花やユーカリの香りがさわやかな気持にさせてくれます。写真に映っているユーカリは、丸くて少し波打った葉が特徴、シルバーグリーンの葉色で、切り花やドライフラワーに人気のユーカリ・ポポラス(Eucalyptus polyanthemos)かな?
ユーカリはオーストラリア原産の常緑樹で、丸みを帯びたシルバーグリーンの葉が特徴です。抗菌・リラックス効果のある爽やかな香りを持ち、アロマや切り花、ドライフラワーとして人気があります。種類が多く、コアラの食料としても知られています。成長が早く、庭木やシンボルツリーとしても楽しめます。
丸くて少し波打った葉が特徴、シルバーグリーンの葉色で、切り花やドライフラワーに人気のユーカリ・ポポラス(Eucalyptus polyanthemos)
動物園などでコアラが食べているユーカリの葉とは形が違っているよう?
実はユーカリの種類は数百種もあり、コアラが食べるユーカリは30種くらいだそうです(種によって、柔らかさやにおい、毒性が異なる)。
ユーカリの葉は毒素が強くほとんどの動物は食べることができないけれど、コアラはユーカリの葉を消化できる特別な消化器官や歯、腸内細菌を持っているため、ユーカリの葉を常食としているようです(凄い!)。
食したユーカリの食物繊維の25%位しか体内に吸収されないため、たくさん食べる必要があるようで、おとなのコアラは毎晩0.5~1kgのユーカリの葉を食べるようです(個体差あり)。
ユーカリを食べるコアラのイメージ
ここからミモザ街道からの風景写真をお楽しみください。
もうすぐ春。次は桜の写真をお届けしたいと思います。
まだまだ朝晩は冷える時もあるので、体調管理にお気をつけて!