ITER職員合格者インタビュー | 川村 次郎さん
「TOEIC 850点」はITERの応募や面接では0点?!
論理的なアプローチを学び合格を勝ち取った川村さんに聞く
川村 次郎さん(2023年5月 ITER機構職員採用)
川村さんはエンジニアリング事業会社において、海外駐在もしながら長年の建設マネージャー経験をお持ちです。2022年5月にITER職員公募にご登録いただき、公募挑戦を重ねたのち、今回「Mechanical Technician」のポジションで合格を掴みました。
その川村さんにインタビューを行いました!応募時も海外生活中だった川村さんに英語力をお聞きすると、まさかの「ITERの応募や面接では0点」発言!その真意がインタビューで語られていますので、どうぞご覧ください。
インタビュー日:2023年6月20日
川村さん、ITER職員合格おめでとうございます!!
まずはITER職員に合格された時のお気持ちを聞かせてもらえますか?
鳥肌が立ちました。
非常に興奮しています!
興奮ですか!嬉しいです。
もともとITERに興味を持ったきっかけは何ですか?
Linked Inを通して職員公募に出会い、大きな核融合施設を作ろうとしていることに驚きましたね。私の若い時代は夢の技術だと思っていたのが実現しそう、それはぜひ見てみたい!そんな思いに駆り立てられましてね。キャリア的にも新しいことをしてみたいと思っていたところです。
そうでしたか。
核融合の技術については以前からご存じだったのですね。
はい。これまでプラント関係のエンジニアリング会社で、石油ガス、化学プラントの設計、調達、工事を担当していました。石油やガスだと将来の展望が無いと思っていたところ、核融合のITERが自分の前に現れ、天命を感じました。
天命とは運命的な響きですね!実際、応募時にITER職員公募会員にもご登録いただきましたが、利用してみてどうでしたか?
履歴書とカバーレターを送ってみたら、けっこうな数のコメントが来ましてね。添削のアドバイスは非常に目からウロコ!やってみてよかった。ぜひ応募支援を受けるべき!
お役に立てて良かったです!
ちなみに応募時の英語力はどのくらいでしたか?
TOEIC850点でした。ところが、いざ応募や面接になると0点に近いと感じてしまったんですね。会話はできても自分を論理的にアピールするノウハウが無い。英語力を無力に感じました。
そのように感じられたんですね。それでは、どのようにして合格を勝ち取ったのですか?
論理的な話し方を得られたのが大きいです。
TOEICの勉強で論理的なアピール方法の項目は無いでしょ。経験のアピールとか、自分の能力を正しく表現するということについて、STARアプローチ(Situation-Task-Action-Resultの流れに沿った論理的回答法)が非常に役に立ち、合格に繋がったと思っていますね。
面接前にQSTさんからSTARアプローチを学び、応募して初めて自分をアピールする方法があるんだなというのを知ったんです。
これも応募支援の成果!
川村さんは、アピール力を磨いてITER職員の道を開いたのですね!最後に応募を希望される皆様へアドバイスをお願いします!
私が模型作りに熱中したことからものづくりに繋がったように、皆さんにも何か必ず熱中できるものを見つけ、追求してほしい。そして、毎日続けること。習慣化するとだんだん上手になりますから。そして好きなことを追求するための金銭的余裕も必要なので、若い方には少しずつでも資産形成もしてほしい。
ITER職員を目指す皆さんには、ITERから次のDEMO(原型炉)をぜひ目標にしていただきたい!
皆さんの挑戦を応援しています。共に頑張りましょう!
どうもありがとうございました!
ITER機構での川村さんのご活躍を応援しております!
ITER職員公募会員登録について
ITER日本国内機関(JADA)では、ITER機構職員公募に関心をお持ちの方を対象に、登録制度をご用意しています。登録いただいた方には、以下の情報・サービスを提供いたします。
この支援は日本国内機関独自のもので、ITER職員選考に影響は及びません。なお、登録料は一切かかりません。登録解除は、メールまたは、電話でご連絡をお願いします。