■ITER職員応募選考プロセスの一つ
ITER機構の公募応募フォームの入力を進めていきますと、Referenceという項目が出てきます。
日本では馴染みがありませんが、ITER職員選考には必要なプロセスのひとつですので、応募のチャンスが来た際にリファレンスの準備でつまづかないよう、ここで詳しくご説明します。
よくある質問:
リファレンスチェックの流れは以下の通りです。
1.応募時:オンライン応募システムにリファレンス登録(3名)
・登録項目:リファレンスの名前・E-mailアドレス・役職・連絡方法
・連絡方法の選択肢 [ 1)応募者を介さず連絡可 2)応募者の許可後連絡可 3)連絡不可 ]
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2.書類選考・面接選考通過後:リファレンスチェック日程調整依頼(E-mail)
オンライン応募時のリファレンスへの連絡方法に従って、ITER機構人事からメールにて、リファレンスに照会(リファレンスチェック)するための日程調整依頼が入ります。
※「応募者の許可後連絡可」を選択いただいた場合、まず応募者にリファレンスチェックの連絡(照会希望のリファレンスの通知)が行きます。
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3. リファレンスチェック:E-mailまたは電話にて実施
応募時に3名リファレンスを登録しますが、実際の連絡は1人ずつで、1人のリファレンスで十分情報が知りえた場合、リファレンスチェックは終了します。情報が不十分な場合、2人目以降に連絡が行くこともあります。
リファレンスは、選考者から信頼を得られ、かつ応募者と信頼関係が築かれている方が望ましいです。 理想的には、「現職の上司/マネージャー」があげられます。
しかしながら、実際には、応募の段階で転職の意思が相手に露呈してしまうのは不都合な場合もあるかと思います。その場合は、異動前の上司や、前職の上司など、応募者の方を近い距離で管理されていた方がよいでしょう。その他、現職の同僚、前職の関係者、顧客/取引先、大学時代の担当教授などがあげられます。
ポイントは客観的、多面的、かつポジティブな評価を得られる方であることです。また、ITER機構の場合は英語でリファレンスチェックが行われますので「英語」でコミュニケーションが取れる方であることも選択要素となります。
リファレンスチェックの実績としては、現職の上司を求められたこともあるようです。
選考も最終段階ですので、事情に応じてリファレンスチェックに対応しましょう。
リファレンスチェックは、書類選考・面接選考を通過した後、最終候補に残った方に対してのみ行われます。一方で、リファレンスの登録は応募時に必要です。
依頼のタイミングは応募された方それぞれです。応募時に丁寧に依頼している方もいれば、応募時点でリファレンスチェックの有無はわからないため選考が進んだ段階で依頼している応募者もいます。
これまでの信頼関係と誠意のある依頼が大切であり、それを快く受け入れてくれる人選も重要です。
※リファレンスチェックの連絡可否/事前承諾はオンライン応募時に選択可能です。
■補足
リファレンスの依頼できる方がいないなどの理由で応募を断念されるのは非常に勿体ないことです。
リファレンスに関して悩まれる場合には、まず日本国内機関窓口までご相談ください。
※オンライン応募時点では最低1名入力いただくことでご応募が可能です。
ただし、応募後選考中に、不足しているReferenceを準備する必要があります(全部で3名)。
選考途中でReferenceを追加した場合はITER人事に必ずご連絡ください(HR-recruitment@iter.org)。
最終的に3名提供できなかった場合は、評価に悪影響を及ぼす可能性があります。
※選考のファイナリストには現職又は前職の直属の上司へのコンタクトが要求される可能性があります。