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第6回ITER企業説明会

2008年5月8日

第6回ITER企業説明会 (上野、原子力機構・システム計算科学センター、7F会議室)

[参加企業] 42名(24社、原子力産業協会)
[議事概要]
1. 松尾泰樹 研究開発戦略官(文部科学省)により、第2回ITER理事会(6月、青森)に向けたITER機構での設計等の取り纏め状況や、インテグレーションに関する検討状況、我が国での設計評価の体制とその進行状況、核融合炉開発に向けたロードマップの検討状況などについて説明がされた。
2. 芳野隆治 ITERプロジェクトユニット長(原子力機構)より、カダラッシュサイトでの許認可の進め方、原子力機構(日本の国内機関)がITER機構職員公募への支援を図るためにホームページにて公募情報提供のための登録制度を開始したこと( http://www.naka.jaea.go.jp/ITER/index.html)、ITER機構が行っている外部業務委託の状況とCODAC(ITERの全体制御系)でのPLC (Programmable Logic Controller) の選定計画、本年度の調達計画、調達機器のITERサイトへの輸送工程の検討状況が説明された。
3. 奥野 清 ITER超伝導磁石開発グループリーダー(原子力機構)より、ITER計画におけるTFコイルの調達取り決め(ITER機構と国内機関の間で締結予定)が、モックアップ製作を含めた製作手法の策定段階(フェーズ1、2)と実機製作段階(フェーズ3、4)で構成され、段階的に調達が進められることが説明された。加えて、資料提供招請(6月末に、官報公示の見込み)にて、TFコイルの製作体制についての企業の意見を求めること、及び、その後の契約に向けたスケジュールが示された。特に、構造材の材料の確保と調達スケジュールを実現するための製作ラインの確保についての質疑があり、原子力活況の中でITERにとっては厳しい状況であるが企業の叡智を結集させて頂き対処したいとの説明がされた。
4. 中嶋秀夫 ITER超伝導磁石開発グループサブリーダー(原子力機構)より、ITER計画におけるTFコイルの製作について、これまでの調達準備状況(TFコイル巻線機の試作、絶縁・含浸の技術開発、ラジアルプレートの製作、構造物の素材の品質確認、製作手順の検討、切削・溶接・非破壊検査の確認、など)について説明がされた。