第15回PTリーダ会合(TV会議)
TFコイル導体の調達取り決めの準備状況、FDR2001からこれまでの設計変更による調達コストの増減の確認(日本の調達分担分については変更が無いが、サイトに依存するインフラ整備と許認可を受ける機器の調達については増が見られる)、ITERの交換部品の整備計画、マグネットの調達におけるリスクを評価する「マグネット・リスク評価グループ」の設置などについて協議した。
なお、当日、ITER協定が発効しITER機構が正式に発足したため、会合後に、発足を祝うセレモニーが開催され、今回をもって、PTリーダ会合は終了した。
第14回PTリーダー会合 (カダラッシュ)
超伝導導体の試験とコールド試験に関するWGを組織すること、計測のポートプラグやRF装置などの調達機器の現地受け入れ試験施設に関するWGを組織すること、ITERの交換部品の整備、ファーストプラズマの条件などについて協議した。
第13回PTリーダー会合 (カダラッシュ)
設計レビューの状況、サイト準備、交換部品計画、ファーストプラズマの条件、第1壁の品質管理試験の実施手続きなどについて協議した。
第12回PTリーダー会合 (カダラッシュ)
設計レビューの状況、計画管理作業グループの活動、サイト準備、今後必要となる試験施設に関する情報整理、ファーストプラズマの条件、超伝導コイル導体の試験状況などについて協議した。
第11回PTリーダ会合(電話会議)
ITER実施協定が発効した後、ITA期間におけるIT/PTリーダ会合を引き継ぎ、ITER 機構と各極のITER国内機関の代表者により構成する会合の設置を求めることについて確認した。加えて、ITERの調達工程、材料の共同調達の可能性などについて協議した。
第10回PTリーダ会合(電話会議)
ITER機構の設計レビューでの検討及び技術仕様の最終化のために参加極に対して要請されている貢献などについて協議した。特に、ITER機構の諮問グループ(TAG)が、調達工程にあるファーストプラズマの条件の具備すべき条件を明確化することを求めたことが示された。
第9回PTリーダー会合 (カダラッシュ)
第1体目の超伝導導体サンプルの性能確認試験における良好な結果の確認、クライオプラント関連機器に関する検討状況と今後の作業計画等、技術的活動の進捗状況を確認した。暫定ITER機構の組織及び職員の立ち上げ状況について報告があった。また、これまでのリーダー会合での議論を踏まえた暫定ITER理事会へのいくつかの報告・提案文書案を協議し取りまとめた。これらの文書は、暫定ITER機構(国際チーム)により、次回暫定ITER理事会のための準備会合(3月27-28日)に提出された。
第8回PTリーダー会合 (電話会議)
調達取り決め文書(註)完成までの作業計画、設計レビューの状況、本年中に理事会へ提出を予定している最終的な基本設計文書(Baseline 2007)の構成、ITAタスク等の進捗状況、テストブランケット計画に関する理事会への提言文書等について協議した。
(註)各極が物納することになる機器毎に、ITER機構と調達担当実施機関の間で締結することとなる文書であり、当該物納機器の仕様、納入条件等を記した一種の契約書。
第7回PTリーダー会合 (電話会議)
ITER計画管理に関する作業グループ(品質保証計画、工程管理、CAD、情報技術、調達管理、規格基準)の作業状況、設計レビューの進捗状況について、国際チーム(ITER機構)より報告があり、今後の進め方を確認した。またITAタスクの各極の実施状況を確認した。超伝導マグネット導体試験が計画通り進捗しており、今年3月から試験データが出始めることが報告された。
第6回PTリーダー会合 (カダラッシュ)
今後各極で実施するタスク(註1)について、国際チーム(ITER機構)の中では新たにProject Office(計画室)がタスク関連文書、コストとスケジュールの管理にあたることとなった。Nb3Sn導体に係わる緊急R&Dについては、2007年7月までに欧州にあるSULTAN施設で導体性能の確認試験を行う計画であり、順調に作業が進んでいる。ITER機構の約50人の職員について直ちに募集を開始する予定との報告があった。国際チームの内部レビューとして進める設計レビューについて、設計レビューのコーディネータからは7つのワーキンググループ(註2)で打ち合わせが開始されたことが、各ワーキンググループ議長からは今後の作業計画が、報告された。ワーキンググループ毎に特に重要かつ緊急な課題を選定し、重点化した検討を進めることで作業計画は同意された。また、新たに「真空容器内機器ワーキンググループ」を設置することとなった。この他、品質保証計画、規格基準、サイト準備、工程管理などについての技術的検討の進捗状況が報告された。
(註1)タスクとは、極の実施機関と国際チーム(ITER機構)との間で取り決めを結んで実施する作業。 (註2)7つのワーキンググループ(WG)とは、「物理WG」、「許認可と安全性WG」、「建家WG」、「マグネットWG」、「真空容器と取り合いWG」、「加熱・電流駆動WG」、「トリチウム施設WG」。第5回PTリーダー会合 (カダラッシュ)
今後実施する作業(タスク)のクレジット化の判断基準、2006年に実施すべき高優先ITAタスク計画、設計レビューの進め方について協議し、合意事項と今後の作業計画をまとめた。PFインサートコイル(NbTi)の試験、Nb3Sn導体に係わる緊急R&F、中性粒子入射(NB)試験施設によるR&D計画の3件の緊急R&Dタスクを2007年度予算で着手するとの提案をITER準備委員会コンタクトパーソン会合に提出したとの説明があった。
第4回PTリーダー会合 (中国・成都)
複数の設計レビュー・ワーキンググループの候補メンバーっが国際チームより提案された。ワーキンググループを束ねるコーディネータはG. Janeschits(EU、FZK所属)。 優先度の高いR&Dとして中性粒子入射(NB)試験施設によるR&D計画、Nb3Sn導体に係わる緊急R&D、PFインサートコイル(NbTi)の試験と必要資源が国際チームより提案された。異論のある極もあったが、本提案をITER準備委員会コンタクトパーソンにあげるということで、概ね合意された。特に、Nb3Sn導体に係わる緊急R&Dの計画に関して、技術会合で検討が進んでいる状況が簡単に紹介された。
第3回PTリーダー会合 (電話会議)
2006年のタスク合意書締結の状況について報告された。設計レビュー計画書の改定版が示された。本設計レビューのアウトプットとなるBaseline Designに対して、極および理事会によるレビューが適切に行われるよう、設計レビュー実施計画を検討することとした。国際トカマク物理活動(ITPA)の専門家を設計レビューへ参加要請することが提案された。 国際チームより、タスクへのクレジット付与に関する判断基準が提示され、各極、検討してコメントすることとした。 NB試験施設によるR&D計画を11月の初回ITER暫定理事会に提案したいとの説明が国際チームよりあり、必要コストの内訳等、詳細な情報が要求された。ホスト国の規制変更の影響評価について、国際チームより初期的報告がなされた。
第2回PTリーダー会合 (電話会議)
各極が実施できないと回答したITAタスクのうちで優先度の高いものについて、再度検討を要請するリストが国際チームより示され、各極よりコメントを出すこととした。ITER移行措置(ITA)終了後の作業については、ITAタスクに代わる新たな枠組みでの対応が必要であり、国際チームが検討して提案することとした。タスクへのクレジット付与に関する判断基準案を国際チームで検討中である。設計レビューの進め方に関して、国際チームの内部レビューとの位置付けやメンバーシップについて確認し、これらの議論を反映して計画案の文書を改訂することとした。ITER建設の全体スケジュール(2006年8月版)が示され、今後、各極との調整を計画・工程ワーキンググループにおいて行っていくこととした。
第1回PTリーダー会合 (カダラッシュ)
国際チーム提案の2006年のITAタスクについて、国際チームが各参加極チームからの回答を分析し優先順位付けを提案して、次回会合で協議することとした。 ブランケット、ダイバータ、冷却水系、真空容器ポートに関して詳細な調達調整について協議し、合意内容をITER準備委員会への報告として取りまとめた。
EUとロシアが共同で製作したPFインサートコイル(超伝導)を量子科学技術研究開発機構(2016年4月1日発足)の試験施設を使って行う試験の必要性と今度の進め方について協議し、ITER準備委員会へ報告することとした。
国際チームが実施する設計レビューの進め方を協議し、参加極のメンバーを含むワーキンググループを作って課題を優先付けして作業を進めることとした。
第8回IT/PTリーダー会合 (ゴア)
国際チームより、フランスにおける許認可に向けた公開説明会が順調に進んでいること、ITAタスクの実施状況、2006年度の作業計画、活動拠点のカダラッシュへの集中化を目指した移動計画等が報告された。
国際チームによる2006年度の新規タスクが提案され、各極からの回答を得て最終化することとした。
超伝導導体、ダイバータ、ブランケットの調達分担の詳細に関して、技術的調整が国際チームから提案された。ダイバータ、ブランケットについては、各極のコメントを踏まえて、協議を継続することとなった。
テストブランケット作業グループ(TBWG)の活動状況、ITERを使って各極独自の開発として推進することとしているテストブランケット計画からITER計画への要求事項、及び、テストブランケット計画を実施可能なものとするためには参加極間の計画の調整が必要であることが報告された。参加極間の調整のために、TBWGの報告書、各極のテストブランケット計画へのコミットメント、及び、可能性のある協力計画について、高いレベルで検討することをITER準備委員会に提案することとした。
第7回IT/PTリーダー会合 (カダラッシュ)
ITAタスクの実施状況について報告がなされた。
10月中旬からフランス国内での公開説明会が開始されるとの報告があった。また、フランス原子力安全当局に対する許認可のための活動に関しては、「Preliminary Safety Report」がすぐに開始することとなる。そのために、国際チーム/フランス原子力庁(CEA)共同のタスクフォースチームの設立が提案され、合意された。 2006年末までにカダラッシュの作業サイトを完全に立ち上げることを想定して、カダラッシュ作業サイトの設立と移行作業の実施計画が国際チームから提案され、ITER準備委員会に報告されることとなった。
第6回IT/PTリーダー会合 (那珂)
ITAにおける国際チーム及び各参加極の活動状況が報告された。日本は、真空容器、超伝導マグネット等の建設初期に調達が必要で重要な機器、及び、サ イト選定に依らず有効な作業に重点をおいてタスクを実施。特に平成16年度後半からは、製作技術や品質確認手法の検証に関するタスクを加えて、ITA開 始(平成15年1月)から平成17年2月1日現在までの積算で47件のタスクを実施した。この内15件は完了し国際チームに報告書を提出済み。残りは継 続して実施中である。
国際チームから平成17年の追加タスク計画が提案され、これに基づいて各参加極はタスク実施の可能性を検討し早急に回答することとした。
第5回IT/PTリーダー会合 (ガルヒンク)
ITAにおける国際チーム及び各参加極の活動状況が報告された。また、国際チームから提案されたH16年タスク計画について調整を実施し、その結果を ITER準備委員会に報告することとした。日本は20数件のタスク分担を追加することに合意し、その他10数件のタスク要請についても追加実施の可能 性を検討することとし、タスクの詳細内容について担当者間で個別に協議を進めてタスク合意書を作成することとした。