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「ITER NBI 100万ボルト直流超高電圧電源の開発」が(一社)電気学会 第75回電気学術振興賞(進歩賞)受賞



 
 ■ 「ITER NBI 100万ボルト直流超高電圧電源の開発」が

(一社)電気学会,第75回電気学術振興賞(進歩賞)受賞 
   

 ITERの加熱・電流駆動を担う中性粒子入射装置(NBI)用直流100万ボルト高電圧電源の開発は、量研が(株)日立製作所と協力して進めてきたものです。このたび、NB実機試験施設(NBTF)用に1基完成し、(株)日立製作所の担当者と共に、量研・ITERプロジェクト部 NB加熱開発グループの柏木美恵子リーダーが表彰を受けました(図1)。
 本機器は、世界最大出力となる1MeV、40Aの負イオンビームを生成するための電源であり、世界でもほぼ類をみない直流100万ボルトを発生する変圧器、整流器、フィルター回路、特殊なサージ吸収機器、100万ボルト伝送管などから構成(図2)される全長100メートル近い長尺機器であり、100万ボルトの高電位上で電力をビーム源まで伝送するものです。

 


図1 本機器開発に携わったNB加熱開発グループ
 


図2 ITER NBI直流100万ボルト高電圧電源構成図