2016年6月
組立建屋
クレーンは,吊り上げて設置する作業の完了後、組立建屋のレールに沿って移動できるようになります。(ここから下に黄色に見えているのがクレーン)トカマク建屋の完成後に、レールはトカマクピットのトカマク設置場所の上まで延長されます。
この写真を撮るのにちょうど良い素晴らしい角度の風景が、組立建屋とトカマクピットの間の仮設壁が徐々に建てられてきてもうすぐ閉じられます。
計測建屋の地下1階の壁がプラットフォームのレベルに辿り着きました。右側には、地震の時に基礎の上での建屋の揺れを吸収するために建屋を完全に囲む約2mのギャップが見えます。
組立建屋の裏側からトカマクピットとITER本部が見えます。
左に、計測建屋の地下1階の基礎が設置され、内側のパーティションにおける作業が開始されました。4月26日に実施されたトカマク建屋の地下1階基礎の一部が写真の右下に写っています。
6月初めに天井クレーンの桁と巻き上げ機が組立建屋に納入されました。建屋の外から操作される巨大なクローラークレーンによって天井にある開口を通してフックで指定位置に吊り上げられます。。
トリチウム除去建屋(地下2階)から、トカマクの中心エリアに向けて撮影しました。左に向かって見えるのが、間もなく全体が外壁で覆われる組立建屋の前面です。
この高いクローラークレーンは、今週から、組立建屋の天井にフックを通して天井クレーンの部品-桁、トロリー、巻き上げドラムを指定位置まで吊り上げます。
組立建屋の基礎の43m上に桁が天井レールに向かって吊り上げられる際、押したり引いたりして正しい方向に傾けています。
クローラークレーンの桁によって、天井にある開口から人間の大きさのフックが通されています。クレーンのオペレーターは吊上げ作業を直視できないため、全体のオペレーションを監督する組み合立て作業員から無線で指示を受けます。
ギアモーター、車輪、固定具、電気機器などの装備で、桁に30トンもの重さが追加されました。各桁の重量は、現在186トンです。
4本の桁と4台のトロリーが10日間を経て吊り上げ配置されました。最初の桁は6月14日と16日に設置されました。その後、4台のうち最初のトロリー(100トン)が設置されました。
6月17日(金)に、既に設置された2本の桁に加えて、トロリーが吊り上げらました。天井の開口の邪魔にならないように、オペレーターは建屋の端に桁を移動しました。
全4つの桁が設置されました。巨大な赤いクローラークレーンは解体され、スウェーデンに輸送されます。重さ330トンの液化ガス保管用の球体が吊り上げを待っています。