ITER建設サイトの状況（2016年2月現在）

2016年2月
PFコイル巻線建屋
ポロイダル磁場コイル巻線建屋の南側に小さな拡張ビルが建設されています。保管所として使用される予定です。



ポロイダル磁場コイルのためのサイト内巻線施設でのツールの設置が進行中です。ツールおよび手順書を検証するための最初のダミーコイルでの作業が本年夏に開始されます。

トカマク複合建屋
トカマク複合建屋のすべての土木工事が完了した時、ITERトカマクの組立および据え付け作業のためにエリアの中心部分だけがアクセスが可能です。 バイオシールドの第1リングの上で次の階のスカート部およびプレートに対しての作業が進んでいます。この第2段階の打設の手順書を検証するためにサイトでモックアップが製作されました。ITERバイオシールドの2回目のコンクリート打設が1月20日に行われ、現在リングは完全に下の階に配置されています。

計測建屋
縦筋の上にある、予め取り付けられた四角は計測建屋機器を強固に固定するために設計された埋込プレートです。 計測建屋では、地下1階（B1）レベルに床が設置され、壁の支柱のための作業が進められています。

クライオプラント
ITERのクライオプラントは3種の異なる温度で冷却する能力があります：4K、50K、および80Kです。現在、建屋の基礎工事が進んでいます。

クライオプラントの技術ギャラリーに対する作業がもうすぐ完了します。フロアスラブおよび鉄枠の作業が、2017年4月に建屋が完成するまでに間に合うよう、続けられます。

組立建屋
組立建屋（前景）の外装／屋根の作業が完成を迎えています。5月には、業者が空調および配管の据え付け作業を開始します。

組立建屋の北面では、4層の外装作業が進行中です。磨いた金属の最後の層は空の色を反射します。

スケジュール通りに進めば、外装作業は4月に完了します。