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ITER建設サイトの状況(2015年11月現在)


2015年11月
トカマク複合建屋の地下1階に相当する第2の地下レベルにおける作業が実施されています。下図には、計測建屋のための支保工と型枠工の据付が行われています。

 

薄い灰色の部分に打設された生体遮蔽コンクリートが見えます:200度のセグメントです。完全に乾くまで28日間かかります。


 
フランスに向けて「Industrial Hedland」と名付けられた貨物船に460トンのITERクライオスタットセグメントが積まれています。船は、6個のサンドイッチセグメント(各50トン程度)と6個のメインシェルセグメント(各19トン程度)を含めてクライオスタットベースの第1段階を運び、116日金曜日にインドのHazira港を出発しました。クライオスタットベースの全体(第1段階+2段階)は、ITER装置の組立構造物の最も重量な機器となります(全部で1250トン)。クライオスタットセグメントは、11月末までに地中海の港フォス=シュル=メールに到着します。
 

現在、SEA ALP(イタリア・トリノ市)の欧州受注者の作業員らがオンサイトのポロイダル磁場コイル巻線施設にて最初のポロイダル磁場コイル巻線治工具台の据付作業を行っています。


「ダブルパンケーキ」と呼ばれる平らな巻線状コイルを製作するために2台の巻線台が並んで動作します。最終コイルを形成するために最大9個のダブルパンケーキが積み重ねられます。