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ITER建設サイトの状況(2015年10月現在)


2015年10月
サイト業務の建屋は、ITERの運転のためになくてはならない多数の産業支援業務を収容と分配します。これらのうち、冷却プラントが4kmの配管ネットワークを経て建屋に冷却水を供給します。この長さ80mの施設のためのコンクリート打設作業が開始されました。


 
変圧器は、主体が一旦最終位置に納められた時だけに組立が可能な数百個の部品で構成されています。ITER機構への米国調達分担の一部である4台のSSEN 400kV変圧器は、数ヶ月にわたる集中的な作業を終え、組立据付が完成しています。各変圧器には、60,000リットルの絶縁油が含まれています。
 

トカマク建屋
厚さ3.2mのバイオシールドの鉄筋据付作業が2015年4月から9月の間で行われました。 本年10月に、最初の200°セグメントのための打設作業が開始されます。


打設は2段階で行われます:最初に下部セグメント、その後上部セグメント(間に支保工が見えます)。


 
クライオプラント建屋
組立建屋付近のITERクライオプラント建屋のための掘削が開始されました。長さ121m、幅47mおよび高さ19mのクライオプラント建屋は、世界で最も巨大なクライオジェニク機器の群れを収容します。


組立建屋
2015年9月11日に行われた屋根の持ち上げ作業に続いて、油圧ジャッキを保持していた仮設の構造物が取り外され、作業員により3,000個ものの連結ボルトの締結作業がほぼ完了しています。


PFコイル巻線建屋
建屋の南側にあるクリーンエリアには、ニオブチタンの導体を2つのスプールから同時に繰り出して絶縁およびダブルパンケーキ巻きにする2台の巻線機を収容します。左のクレートにはツールクォリフィケーション用のダミー導体が保管されています。


場所から場所へダブルパンケーキ巻を輸送するために天井クレーンが全長257mのポロイダル磁場コイル施設の中で行き来します。巻線から完成したコイルまでの全体のプロセスは、各コイルのために2年から3年間かかります。


ITER建設サイトの状況(組立建屋の屋根据付完了後の全景)