さあ、
エネルギー新時代が
やってくる
地上に太陽をつくる
原型炉設計合同特別チーム
Joint Special Design Team for Fusion DEMO
Joint Special Design Team for Fusion DEMO
さあ、
エネルギー新時代が
やってくる
地上に太陽をつくる
原型炉設計合同特別チーム
Joint Special Design Team for Fusion DEMO
生活にかかせない電気やガスを
私たちが当たり前に使えているのは、
エネルギー資源があるからです。
しかし、人口増加に加え、資源が枯渇していくと、
今は良くてもいつか使い果たしてしまいます。
また、エネルギーを生み出す過程で、
地球温暖化や大気汚染などの環境問題も起こっています。
問題解決の鍵は
太陽で起きている
「核融合」 エネルギー
Fusion Energy
それらの問題を解決する鍵となるのが太陽の中心で起きている「核融合」という現象を利用
した、「フュージョンエネルギー」です。
「核融合」を地球上で再現できれば、半永久的かつエコなエネルギー供給が実現できるとい
う、人類にとってまさに“希望の未来”が待っています。
「地上に太陽をつくる」
フュージョンエネルギーの研究は、新しいエネルギーの時代を作るイノベーション(技術⾰新)として
世界の国々が一丸となって行っている、最先端の研究の一つです。
© ITER Organization, https://www.iter.org/
「フュージョンエネルギー」がなぜ枯渇の心配がない、
地球に優しいエネルギーとなりうるのか。
それは、フュージョンエネルギーの資源に、下記のような特徴があるからです。
燃料源となる物質(リチウム、重水素)が海水からほぼ無限にとれる
少ない燃料で膨大なエネルギーを生み出し一定量の電力を安定的に供給できる
発電の過程でCO2やその他温室ガスを出さないので地球温暖化問題解決へ貢献
多種多様な人々が
平和で心豊かに暮らす
持続可能な社会の発展へ
フュージョンエネルギーの開発は、SDGsの目標7、13に掲げられた「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的なエネルギーへのアクセスを確保」と「気候変動の具体的な対策」であるカーボンニュートラルへの貢献へ繋がります。
フュージョンエネルギーの開発は、SDGsの目標7、13に掲げられた「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的なエネルギーへのアクセスを確保」と「気候変動の具体的な対策」であるカーボンニュートラルへの貢献へ繋がります。
「フュージョンエネルギー」は
エネルギー供給と環境問題を
根本的に解決する
人類にとって究極の発電方法です。
(温暖化対策でパリ協定に基き日本政府がまとめた「長期戦略」にも「核融合研究の推進」が盛り込まれています。)
原子力発電との違い
原子力発電の核分裂反応と違い、燃料の供給をストップしてしまえば、反応が止まるので暴走などが起こりません。また、高レベル放射性廃棄物を出さないのも大きな特徴です。
そもそも原型炉って?
核融合発電を行う装置を「核融合炉」と言います。核融合炉として実際に発電が出来るかを試すために作られたのが「原型炉」。 その名を「DEMO(デモ)」と言います。
→原型炉についてもっと知りたい方はこちらフュージョンエネルギーと原型炉の紹介動画
核融合研究開発計画と原型炉(DEMO)
商用炉実現に向け、日本を含む7つの国と地域の協力のもとフランスで建設中の核融合実験炉ITERの次のステップと位置付けられます。 ITERの建設期から原型炉の概念設計を行うことによって克服する必要がある課題や技術開発の目標が具体的になります。 原型炉設計と並行して技術課題に取り組むことが大切であり、実験研究、炉工学や材料の研究開発を同時に進めています。
原型炉設計合同特別チームは、文部科学省核融合科学技術委員会の方針に基づ
いて、核融合原型炉の概念設計と研究開発を担う組織として設置されました。
原型炉設計合同特別チームの位置づけ
平成27年6月のチーム発足以降、私達は日本中の研究機関、大学、産業界が 英知を結集する”オールジャパン体制”で、かつて誰も見たことのない未来の核 融合炉「原型炉」の開発に挑んでいます。
安定した核融合エネルギーを生み出す「原型炉」を設計し、 「核融合炉」実現への道筋を示すこと
具体的には下記のような目標があります。
原型炉設計合同特別チームの3つの目標
数十万キロワットの安定した発電を行うこと
実用化に向けた運転・保安技術を開発すること
燃料である「トリチウム」を自給自足する技術を開発すること
未来を設計する約150人の研究者
私たちが掲げるこの目標が次の未来に繋がるように。
実用されるころに自分たちがいなかったとしても
私たちは決して諦めません。
朝倉 伸幸
物理設計グループメンバー
宇藤 裕康
システム設計グループリーダー
坂本 宜照
チームリーダー
染谷 洋二
安全設計グループリーダー
德永 晋介
物理設計グループメンバー
日渡 良爾
本間 裕貴
三善 悠矢
核融合を研究している方へ向けこれまでの報告書などをまとめています