第一壁プラズマ熱負荷への磁性体の影響2019年10月
高温の炉心プラズマから閉じ込め領域外に流出したプラズマは磁力線に沿って移動しダイバータ熱負荷になりますが、一部のプラズマは外側への拡散により第一壁への熱負荷になります。第一壁に使用される低放射化フェライト綱は強磁性体であるため、磁力線構造の変形により熱負荷が影響を受ける可能性があります。
そこで、磁力線トレースに基づく第一壁熱負荷コードに磁性体効果を追加しました。直方体の増殖ブランケットモジュールを並べた単純な場合には、熱負荷が数倍になることが分かりました。今後、熱負荷を低減させるための第一壁形状の検討を進める予定です。
