原型炉をもっと知る
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原型炉機器名称
- 機器名称
- プラントシステム
- 機器説明
- 上の図に示されている「プラントシステム」は,主にブランケットやダイバータの炉内機器で発生した熱エネルギーを輸送するシステムを示しております. 専門用語では「主熱輸送系」と呼ばれております. 真空容器の上と下にリング状の配管(リングヘッダ)が配置されております. 上部に設置されたリングヘッダは,ブランケットからの熱エネルギーを輸送する配管系です. 下部に設置されたリングヘッダは,ダイバータからの熱エネルギーを輸送する配管系です. 現在は高圧に加圧された冷却水を用いて,熱エネルギーを図の右側に設置された蒸気発生装置まで運び,そこで高圧の蒸気を発生し, その高圧蒸気を用いて蒸気タービンを回し,発電機で発電させます.
プラントシステムの仕組み
プラントシステムの主な役割は、 ブランケットやダイバータからの冷却水を用いて熱を取りだし、その熱を蒸気発生装置等の熱交換器を用いて、高温高圧の蒸気に変換します。 最後に、その蒸気をタービンに導き、タービンを回転させることで発電を行う役割を担います。プラントシステムは、下図のように、主に3つの部分からなります。
- ①リングヘッダー
- ②熱交換器
- ③タービン・発電機
①リングヘッダーと②熱交換器は「トカマク本体建屋」に設置します。 ③タービン・発電機は「タービン建屋」に設置します
①リングヘッダーは、ブランケットやダイバータからの冷却水を集める配管の役割を担います。
次に、②熱交換器では、リングヘッダーで集められた高温高圧の冷却水を、高温高圧の蒸気に変換します。
③タービン・発電機では、高温高圧の蒸気を用いて、タービンを回し、発電を行います。