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VOL.13 サイエンスキャンプ
8月8日、今日はサイエンスキャンプにお邪魔しました。
サイエンスキャンプとは、文部科学省が開催する科学技術体験合宿です。
大学や研究機関、民間企業の研究所が高校生を受け入れて、それぞれの科学技術分野において、第一線で活躍する研究者・技術者に直接指導をしてもらう、というもので、ここ那珂核融合研究所では原子力科学研究所とともに、『原子力エネルギーや放射線利用の研究開発を体験しよう』というテーマでプロジェクトを開催しています。
このプロジェクトに参加してくれた高校生は18名。南は兵庫県から北は山形県までいろんな所から参加してくれました。

その様子を紹介します。
研究員による講義

宇宙の説明から始まる核融合の講義。
朝なので、みんな眠いかなと思ったらとっても真剣に聞いていました。
質問もたくさん飛び交いました。

きっとみんなにとって研究者からのお話しを聞くということはとてもいい経験になったのでは?
展示館の見学
実際に使用していた装置JFT-2の模型。
本物の迫力にみんなもくぎづけでした。


那珂核融合研究所の敷地の広さにみんな驚いた様子。
臨界プラズマ試験装置JT-60を見学
ここはJT-60を実験運転する際の中央制御室。
なにやら楽しそう。
実際の装置を見学。
その後も研究員さんの説明にみんな熱心に耳を傾けます。
実験:磁場の不思議
磁力線を使った2つの実験を行いました。
1つめは筒状の銅とアルミの中に、ネオジウム磁石という強力な球状の磁石を入れます。
その磁石が筒の中を通る速度を測って、電流や磁力線の変化を見る実験です。
パチンコ玉のような磁石が筒の中を通る時、
電流が流れてて新たに磁力線が発生するので、
磁石がもともと持つ磁力線と2種類の磁力線が出来ます。
なので、磁石の球がくるくる回転して落下する、というような実験でした。



2つめは地球にある磁力線を使って電流をつくってみよう!というもの。
N極とS極を持つ地球は大きな磁石で、磁力線も存在します。
地球という大きな磁石の磁力線で導線に電流を流してみよう!という実験です。

実験: 電磁波の性質
核融合炉は、温度の高いプラズマを保つ為に、
電子レンジに使われる加熱の仕方と同じ方法を使って加熱をします。
電子レンジでおなじみの電磁波の実験を4つ行いました。
これは、電子レンジに炭素を入れて、加熱する様子を見る実験です。
ちょうどアルミホイルを電子レンジで加熱したときのような現象が起こります。
高周波の装置にアルミやアクリルなどをかざして、どんな物質が電磁波を良く通すのかというものを実験で見つけます。
これは蛍光灯のようなプラズマの中に高周波を入射するとプラズマの温度が上がってくるくる回る、というのをみる実験装置です。 熱伝導率を見る為に、色んな物質で氷を切って試してみます。

夏休みの楽しい思い出の一つとして今日の日がみんなの心に残ってくれるといいなと思いました。