平成25年2月4日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
独立行政法人日本原子力研究開発機構
ITER用ソレノイド導体の健全性を確認
2月1日に、ITER国際核融合エネルギー機構(ITER機構)から、ITERの重要な機器である中心ソレノイドコイル導体に関する成果のプレスリリースがありましたのでお知らせします。
1.要旨
- ITER機構と日米国内機関の協力により、ITER中心ソレノイドコイル用超伝導導体の撚線ツイストピッチを短くすることで、超伝導性能の改善に成功しました。
- 短ツイストピッチを採用した日本製の超伝導導体が良好な性能を示すことを実証しました。この導体設計を適用し、ITER中心ソレノイドコイル用超伝導導体の量産を本格化させます。
- 「短ツイストピッチ」では、撚線は、機械的支持力がより強化されるとともに、性能低下の原因となる曲げのスペースがほとんどないため、電磁気的な繰り返しと冷却・昇温に対する性能低下がほとんどないことを実証できました。特に日本製の導体が最も高い性能を有することを確認したことは、日本の技術力が非常に優れていることを示すものです。
2.添付資料
なお、日本原子力研究開発機構(原子力機構)は、文部科学大臣より我が国のITER国内機関(JADA)として指定されておりますので、ITER機構からのプレスリリースに関して、日本と関係が深いものについて、原子力機構からお知らせするものです。
【本件に関する問い合わせ先】
独立行政法人日本原子力研究開発機構
核融合研究開発部門
ITERプロジェクト・ユニット
ITER計画管理グループリーダー 杉本 誠
TEL: 029-270-7363 FAX: 029-270-7018
独立行政法人日本原子力研究開発機構
核融合研究開発部門
ITERプロジェクト・ユニット
ITER計画管理グループリーダー 杉本 誠
TEL: 029-270-7363 FAX: 029-270-7018