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平成31年度「トカマク炉心プラズマ共同研究」の募集要項

平成31年度 「トカマク炉心プラズマ共同研究」の募集要項

 本公募は平成30年12月14日17:30をもって締め切りました。

 量子科学技術研究開発機構(以下「量研」という。)核融合エネルギー研究開発部門では、ITER計画及び核融合原型炉開発へ貢献することを目的として、 大学や民間研究機関及び公的研究機関の幅広い分野の研究者との協力により「トカマク炉心プラズマ共同研究」を行っています。 本共同研究では、トカマク型核融合実験装置JT-60Uの既存実験データの解析、建設中の超伝導トカマクJT-60SA及びITERのプラズマ物理の研究課題、 また、ITERや核融合原型炉への貢献を行うJT-60SAにおける装置技術・装置運転技術・プラズマ制御技術等に関連した、 以下の16テーマの下に平成31年度に実施する課題を公募いたします。

カテゴリーA:
JT-60Uの実験データ解析、材料の分析、解析手法等の研究課題、及びITER とJT-60SAの物理研究課題

  1. ①領域拡大・総合性能向上
    • 高ベータプラズマの定常維持手法、燃焼プラズマの制御手法、電流駆動(関連する波動物理を含む。)、電流分布制御、先進的プラズマ立ち上げ手法等の研究
  2. ②コアプラズマ輸送の研究
    • コアプラズマの輸送・内部輸送障壁、電流ホール、先進粒子補給、高自発電流割合の定常維持手法等の研究
  3. ③周辺ペデスタル部での輸送及びELMの研究
    • Hモードにおける周辺ペデスタル部の構造形成の物理、ELMの制御等の研究
  4. ④MHD及び高エネルギー粒子の研究
    • MHD不安定性、ディスラプション、プラズマ平衡、高エネルギー粒子等の研究
  5. ⑤ダイバータ/SOLプラズマの研究
    • ダイバータにおける熱・粒子制御、ダイバータ/SOLプラズマの輸送、不純物の放射過程等の研究(高密度・高放射損失領域での閉じ込め改善等の研究を含む)
  6. ⑥プラズマ・材料相互作用の研究
    • プラズマ壁相互作用、第一壁材料の損耗・再堆積・水素蓄積、金属壁材料等の研究
  7. ⑦計測データ解析・評価手法の研究
    • プラズマ計測データ解析・評価手法の研究

カテゴリーB:
JT-60SAにおける装置技術・プラズマ制御等の研究開発課題

  1. ①超伝導技術
    • 超伝導導体の安定性及び運転限界評価技術、交流損失の推定技術、絶縁材料の低温強度評価技術、冷凍機運転制御技術等
  2. ②本体関連技術
    • 高熱負荷プラズマ対向機器開発、壁コンディショニング技術、電磁力構造解析、遠隔保守技術、排気系の粒子分析等
  3. ③電源・制御技術
    • 大容量電気エネルギー変換制御技術、実時間計算処理技術等
  4. ④NBI加熱技術
    • 高電圧絶縁破壊評価技術、負イオン生成・加速技術、ビーム計測技術、磁気遮蔽評価技術等
  5. ⑤RF加熱技術
    • 大電力発振管技術、大電力ミリ波伝送技術、アンテナ駆動機構開発、伝送路真空特性解析技術等
  6. ⑥プラズマ計測診断技術
    • プラズマ計測技術、実時間計測技術、遠隔較正技術、真空窓/シャッター設計技術等
  7. ⑦プラズマ設計・制御技術
    • 放電シナリオ開発、プラズマ制御手法の開発等
  8. ⑧放射線影響評価技術
    • 3次元遮蔽設計技術、放射化計算技術、遮蔽材料開発、電子機器等の放射線影響評価と耐放射線性改良等
  9. ⑨データ取扱技術
    • 大容量データ圧縮技術、大容量データ転送技術等

備考:
 カテゴリーAとBの横断も含め、複数の研究領域間にまたがる研究も歓迎いたします。複数ある場合は関連が強い順番で記述下さい(例:A-②、B-⑦、…)。

共同研究の進め方

  1. 共同研究は、上記の研究テーマに沿った内容である必要があります。 今年度実施中および昨年度終了の研究課題についてはこちらをご覧下さい。 また、JT-60とJT-60SAに関する情報については“核融合エネルギー研究開発部門のホームページ”を参照下さい。 なお、技術的な検討等が必要ですから、申請に先立って、後述の「研究及び技術的な内容の問合せ先」と協議を行って下さい。
  2. 申込受付後、量研核融合エネルギー研究開発部門長のもとに設置されている炉心プラズマ共同企画委員会による審査を経て、同部門長によって採否が平成31年3月までに決定されます。
  3. 採択された研究課題については、平成31年4月以降に量研との間で所定の契約書を交わして頂きます。
  4. 共同研究の期間は、新規に申請した研究題目について1年以上、3年以下とします。また、1つの研究題目について更新は1回のみ可能とし、その期間は1年とします。
  5. 研究の進捗と成果については、共同研究期間の毎年度2月末に「研究報告書」を提出して頂きます。
  6. 全共同研究期間の終了時(終了年度の2月末)、「研究終了報告書」を提出して頂き、また、研究成果について成果報告会で報告して頂きます(「研究終了報告書」は成果報告会のアブストラクトになります)。 成果報告会は年度前半(7、8月を想定)の開催を予定しております。

応募方法等

  1. 申込方法及び申込先
    • 課題の申請は、下記の申請書をダウンロードして必要事項を記入し、以下の送付先へ電子メールでお申し込み下さい。なお、ダウンロードに不具合がありましたらご連絡下さい。
    • 所定申請書

      Word用

      PDF

      平成31年度「トカマク炉心プラズマ共同研究」申請書

      .docx(30KB)

      .pdf(148KB)


    • 送付先:先進プラズマ研究部 浦野 urano.hajime@qst.go.jp  TEL:029-270-7458
  2. 申込資格
    • 大学、民間及び公的研究機関の研究者並びにこれに準ずる職員等とします。なお、大学等の場合、研究代表者は助教以上の職にある方とし、研究協力者には大学院学生も含むことができます。
  3. 申込期限
    • 平成30年12月13日(木曜日)17:30
  4. 採否通知
    • 平成31年3月上旬頃
  5. 応募にあたっての注意
    1. 技術的に実施不可能と判断されたテーマは採択されません。
    2. 放射性物質・放射線を取り扱う実験をする研究者は「放射線業務従事者」の証明が必要になります。提出がない場合には、採択されても研究は実施できません。
    3. 申請書作成に当たっては以下の点に注意して下さい。該当する場合は採択されないことがあります。
      • 申請書の記載不十分、研究内容の不明確なもの。
      • 目的・実験計画に具体性を欠くもの。特に、複数年計画を想定する場合において、記入欄「次年度以降の計画と展望」にて、複数年に亘る計画の妥当性が明確でないもの。
      • 単なる打合せ・面談・情報収集が主で、実質的な研究活動の伴わないもの。
      • 継続しているものについては、実績が少ないか見通しが明らかでないもの。
      • 平成29年度までの研究課題で、正当な理由なく研究報告書が未提出のもの。
    4. 大学等の研究参加者の旅費は原則として支給いたしますが、ご希望に沿えない場合もあることを御承知おきください。
    5. ITERに関わる研究についても共同研究を進める上で必要なデータは、当方にて準備いたします。
  6. 全共同研究期間の終了時(終了年度の2月末)、「研究終了報告書」を提出して頂き、また、研究成果について成果報告会で報告して頂きます(「研究終了報告書」は成果報告会のアブストラクトになります)。 成果報告会は年度前半(7、8月を想定)の開催を予定しております。

研究及び技術的な内容の問合せ

〒311-0193 茨城県那珂市向山801-1
量子科学技術研究開発機構 核融合エネルギー研究開発部門 先進プラズマ研究部
浦野 創
TEL:029-270-7458
FAX:029-270-7419
Email: urano.hajime@qst.go.jp

事務手続きの問合せ

〒311-0193 茨城県那珂市向山801-1
量子科学技術研究開発機構 核融合エネルギー研究開発部門 管理部庶務課
宮崎 智之
TEL:029-270-7813
FAX:029-270-7219
Email: miyazaki.tomoyuki@qst.go.jp



今年度実施中および昨年度終了の研究課題

カテゴリーA:

  1. ①領域拡大・総合性能向上
  2. (H29年度終了課題)
    • JT-60SAにおけるペレット粒子供給の最適化および粒子供給素過程計測の検討
    (H30年度実施中)
    • トカマク炉心プラズマにおける中性粒子ビーム入射電流駆動及び不純物輸送に関する研究
  3. ②コアプラズマ輸送の研究
  4. (H29年度終了課題)
    • ジャイロ運動論シミュレーションによる乱流輸送低減効果の研究
    (H30年度実施中)
    • データ駆動型タングステン輸送計測法の開発
    • 多種イオン混合プラズマの乱流輸送及び分布形成に関する研究
  5. ③周辺ペデスタル部での輸送及びELMの研究
  6. (H29年度終了課題)
    • ITERにおける共鳴摂動磁場の三次元モデリングと高エネルギー粒子閉じ込めに対する影響
    (H30年度実施中)
    • 外部磁場摂動がプラズマに与える影響の定量的評価とJT-60SA運転シナリオの検討
    • 同時多点計測された電場データ解析によるL-H遷移時の電場形成及び乱流抑制機構の研究
  7. ④MHD及び高エネルギー粒子の研究
  8. (H29年度終了課題)
    • MHD平衡ダイナミックスのディスラプションに与える影響
    • JT-60Uにおけるイオンサイクロトロン放射の解析とプラズマ診断への応用の検討
    (H30年度実施中)
    • 高エネルギー粒子閉じ込めの有限ラーマー半径効果の解析
    • 全状態探索法を用いたディスラプションの特徴抽出と予知に関する研究
    • 環状プラズマにおけるMHD不安定性の準定常MHD状態(MHD平衡)に与える影響
  9. ⑤ダイバータ/SOLプラズマの研究
  10. (H30年度実施中)
    • 三次元磁場構造を考慮したJT-60SAのSOL・ダイバータプラズマの定量的評価
    • 金属壁装置の不純物輸送解析へ向けた輸送モデルの検討
  11. ⑥プラズマ・材料相互作用の研究
  12. (H29年度終了課題)
    • 表面改質タングステンの水素吸蔵とその機構解明
  13. ⑦計測データ解析・評価の研究

カテゴリーB:

  1. ①超伝導技術
  2. (H29年度終了課題)
    • JT-60SA超伝導コイルの交流損失及び安定性評価
    (H30年度実施中)
    • JT-60SA超伝導コイルの冷却安定性及び共振現象評価
  3. ②本体関連技術
  4. (H30年度実施中)
    • W/CFC接合材の接合条件の最適化
  5. ③電源・制御技術

  6. ④NBI加熱技術
  7. (H29年度終了課題)
    • NBI負イオン源の高電圧電極部設計のための真空絶縁破壊現象のモデル化と耐電圧予測手法の開発
    • JT-60SA負イオン源における低ハロ負イオンビーム引出に関する理論的研究
    (H30年度実施中)
    • レーザー光脱離およびトムソン散乱法を用いたNBI用負イオン源内の負イオン分布計測
    • セシウムフリー負イオン生成の高密度化に関する研究
  8. ⑤RF加熱技術

  9. ⑥プラズマ計測診断技術
  10. (H29年度終了課題)
    • 高中性子束環境で使用可能なシンチレータを用いた軟X線揺動計測器の開発
    • トムソン散乱計測用YAGレーザー装置の高ビーム品質・高ピークパワー化に関する研究
    (H30年度実施中)
    • 高速デジタル回路を用いたJT-60SA中性子モニターと中性子較正法の開発
    • バルク荷電交換分光による水素/重水素比の空間分布計測
    • JT-60SAにおけるマイクロ波ドップラー反射計による高空間分解多点計測に向けた設計検討
    • JT-60SA用マルチエネルギー軟X線イメージング計測の設計検討
    • CO2レーザーディスパーション干渉計を用いたJT-60SAの線平均電子密度計測の設計検討
  11. ⑦プラズマ設計・制御技術

  12. ⑧プラズマ計測診断技術
  13. (H30年度実施中)
    • 3次元遮蔽計算によるJT-60SA建屋の貫通部遮蔽体の最適化に関する研究
  14. ⑨データ取扱技術